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親父たちよ

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  • from: クマさんさん

    2007/10/27 06:26:08

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    12歳の誕生日

    昨日次男の誕生日だった。
    12歳になった。
    本当に時のたつのは早いものだ。

    彼がまだ生まれたばかりの5ヶ月で我が家に帰ってきた。
    彼は、祖父ちゃんと婆ちゃんが育ててくれたようなものだった。
    祖父ちゃんは乳母車を押して町内を回った。
    婆ちゃんは市場の買い物ではいつも彼をおんぶしていた。

    幼稚園のバスの乗り場まで、
    祖父ちゃんは自転車に乗せてくれた。
    近くのコースを何周もしてからバスに乗せたそうだった。
    代休で私が送迎バスを迎えに行くと、
    満面の笑みでバスを降りてきた。
    「おとうしゃん、どうしているん?」
    本当に可愛いものだった。

    彼とは12年間一緒に寝ている。
    2歳の時、生死を彷徨ったことがある。
    その時のことを思い出すたびに、辛く・悲しくなってしまう。
    神様に祈った。
    ICUでの二晩は、私の人生観を変えてしまった。
    人は死ぬ。
    最愛の我が子も、死ぬという可能性があったのだ。

    子どもは、神様からの預かり物である。
    それは、神様によって二人に授けられたものだからだ。
    そんなことを年寄りから教えられたことがある。
    本当にそうだったなぁと、今も思う。
    ところが、その預かり物をぞんざいに扱って、
    失敗ばかりしている駄目な父親が私だった。

    子供を通して、人間としての未熟さや至らなさを教えられた。
    自分のことでありながら、自分のことに気づかない。
    そんな愚かな父親の所へ、よく生まれてきてくれたものと感謝する。

    そう謙虚に思って子どもと付き合えばいいんだなぁ。
    ありがとねと、感謝の心を持って育てれば、
    相手だって少しは感じてくれるはずだった。
    人は育てられたようにしか、育たない。
    子どもの姿は、親の姿なのだ。
    怒っていることは、子どもに写った自分の姿だったりして・・・。

    長男がいて、次男がいるのは、
    私の修行のためなのだ。
    短気で、怒りっぽく、ついつい口を出してしまう煩い親父。
    昨日も一つ長男に対して失敗してしまったが、
    彼の方がそんな私の怒りを冷静に聞き流していた。
    迷いの真っ只中にいる親父は、
    子どもとのかかわりを通して、少しずつ目を開き、
    子どものあるがままの心に気づき、
    教えられることばかりである。

    しかし、子どもから学ぼうとしているうちは、
    まだまだ一方的に子どもが遠ざかってくことはないだろうと、
    次男の寝顔を見ながら考える親父でもあった。

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