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親父たちよ

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  • from: クマさんさん

    2007/11/10 06:31:04

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    折り返し点の通過

    本日は、村上の山仲間と「はんばぎぬぎ」である。
    「保内山賊会」を発足させてから、早くも17年がたとうとしている。
    12〜3名の小さな山岳会である。
    平均年齢は55歳くらてになったであろうか。
    発足当時は山の全くの素人であった人たちが、
    今はバリバリの山屋になっている。
    私は隊長として、いつも山の案内人だ。

    はんばぬぎは、毎年温泉で泊まりで行う。
    今年は荒川町の温泉だ。
    メインは、私が編集した「屋久島・宮之浦岳」の登山ビデオ。
    55分のこのビデオ。作った本人が観ても面白かった。
    年々一つずつ年を取っていくメンバーたちである。
    山登りと同じで、ゴールまでの距離を数えたりしている。
    山屋の一つのバロメーターは、山に登れるかどうかであった。
    だから、この会で来年の山行を決定し、山での再開を約束するのだ。

    人生の折り返し点はどこなのだろうか。
    平均年齢÷2の年なのだろうか?
    私の先輩たちは、私のずっと前を走っている人たちばかりである。
    takiさんのメッセージを読んで気づいたのだが、
    マラソンで走っているとき、確かに折り返し点を過ぎると、
    残り何キロであると数えるようである。
    父も母も、来年はどうだろうかと考えているようだ。
    先輩たちも、残りの年月を視野に入れていた。
    私自身も現役残り10年間である。

    登山も同じだった。
    登っている間は、頂上を目指し、頂上までの距離と時間だけが頭にあった。
    いかにして登山している全員をあの頂に立たせるかである。
    見えるのは山頂だけであった。

    しかし、いざ下山となると、ただ里に向かう時間と距離だけが頭にあるのだ。
    その時は残り何キロ・何時間だけを計算している。
    登山もマラソンと同じで、ゴール・ホームを目指すスポーツなのだ。

    さて、人生の折り返し点はどこにあるか分からないが、
    折り返し点を確実に過ぎたことは、次のことで証明ができそうである。
    つまり、残りの月日を考えるようになったとき、
    きっとその人は折り返し点を通過しているということである。

    30代で、馬鹿なことばっかりやって突っ走っていた頃、
    確かに残りの月日のことなど一切考えなかったはずだ。
    馬鹿は馬鹿なりに、今に向かって精一杯だった気がする。
    「やるといったらぜったいにやりとげる」
    無茶で・無謀で・一途で・一心だった気がする。
    これは頂を目指しているクライマーと同じであった。

    今はどうか。
    先を見通し・ゆとりをもって・自分と相談しながら・残された体力を使っている。
    これは、慎重に下山するクライマーと同じだった。

    「はんばぎぬぎ」とは、旅を終えて我が家に帰り、
    旅支度を解くことを言うらしいと聞いたことがある。
    私たちは、人生の「はんばぎぬぎ」も予想外に近いのかもしれない。
    もうとっくに里の我が家につながる道を歩いているのかもしれないからだ。

    takiさんは、まだまだ折り返し点は通過していないと私は思うよ。

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