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親父たちよ

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  • from: クマさんさん

    2008/01/22 05:42:16

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    語れない親父

    長男は、エレキギターに夢中である。
    暇さえあれば弾いている。
    一人の趣味の世界だから、何の制約もなく、自由気ままだ。
    それが彼には向いているらしい。
    そんな意味では、好き勝手に生きている。
    だが、よく考えたらそんな時間は人生においては少ないようだ。
    こうして、家族6人で暮らせることも、
    当たり前だが、限られた時間なのだ。

    彼との会話はない。
    ギターを聞かせられることはある。
    学校のことはよく分からない。
    彼が何を想い、どうしたいのかも分からない。
    ある面では任せている。
    これを放任と呼ぶのだろうか・・・。
    親父としてこれで良いのかと迷ってしまう。

    しかし、そんな時もあるよと自分自身を振り返り、
    彼の一人を想うと、何だか理解できる親父でもあった。
    彼には、ギターがある。
    勉学はすっかりと忘れているが、
    打ち込めるものがあるではないか。
    成績は・・・。

    こうあって欲しいとの願いはある。
    自分のことを棚に上げて、彼に対してだけ期待していたりする。
    彼は、私にとてもよく似てきた。
    私は、とても人付き合いが苦手だった。
    友達の輪の中に入れない自分がいた。
    ある面では突っ張っていたが、孤独だったかもしれない。
    映画ばかり観て、jazzばかり聴いた。

    今はこうして生きているが、
    青春時代はけっして明るいとは言えない時代だったなぁ。
    私が帰ってくると、すでに彼のギターの音が響いている。
    彼は彼なりに日々悶々とする中で、
    ギターに自分を打ち込んでいた。

    いい加減に生きてきた私は、
    親父として彼に伝えるものがないようなのだ。
    子供に語れることも、自慢できることもない親父は、
    子供をただ見守るだけしかできないのだろうか。
    ふとそんなことを思うと、
    青春をもう一度取り戻したいと思うこともある。

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