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親父たちよ

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  • from: クマさんさん

    2008/09/28 15:44:17

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    少女漫画家

    近くの床屋さんに行ってきた。
    鏡に映る自分を見ると、
    白髪がめっきりと増えたような気がする。
    20年以上のお付き合いになる。
    だから、奥さんは私の様子がよく分かっている。
    「疲れていますね」
    そう言われるだけでほっとする。

    娘さんは。漫画家である。
    少女コミックに隔月で作品を掲載している。
    独学で始めた漫画であった。
    理容師の資格を取り、修行をしていたが、
    やっぱり自分がどうしてもやりたいことは漫画なのだと気づき、
    一切を捨てて、実家に帰って来た。
    それから、彼女は部屋にこもり、
    漫画を描くことに没頭する日々となった。

    厳しいプロの世界である。
    私が諦められるまでやらせてと親には言ってある。
    奥さんは、心配しながらも彼女の夢を応援している。
    二三年前から、ある出版社に認められ、
    担当がつくようになったそうだ。

    床屋に行くたびに、その経過報告を聞く。
    今月のコミックは読ませてもらった。
    ぐっと進歩し、大人っぽくなっていた。
    絵に雰囲気のあるところが気に入っている。
    少女漫画らしく可愛く描いてと注文が厳しいらしい。
    それでも彼女なりのタッチでポリシーを守っているところが感心だ。

    私は、彼女の話を奥さんから聞くと、
    心が何だか励まされる。
    若かった頃の真っ直ぐな情熱を思い出すからだ。
    先のことなど考えて、今日を生きてはいなかった時代。
    やりたいことだけを、とことんやりたかった時代。

    今も彼女は部屋にこもって、次の作品に向けて苦しんでいるはずだ。

    ただし、このことは絶対内緒にと奥さんから言われている。

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