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親父たちよ

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  • from: クマさんさん

    2008/11/18 21:54:47

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    しみじみと

    我が家は我が家なのだろうか。
    今夜は、長男がこの雨の中自転車でバイトから帰ってきた。
    昨日風邪で休んだ彼は、
    今朝は学校に行き、バイトにも行った。
    それは、彼なりに責任を感じていたからだ。
    私は、それだけで尊いと思っている。

    次男は、今日で試験は終わったそうだ。
    勉強はしなかったわりに、理科はできたよと言っていた。
    中一でもまだ私と風呂に入っている。
    「兄ちゃんと、Nは、父さんの宝物だよ」
    そんな言葉を払いのけたい次男は思っているらしい。
    可愛くて、可愛くて仕方ない二人である。

    そんな二人には、とてもとても言葉では言い表せないくらい、
    辛く悲しい目にあわせてしまった父さんでもあった。

    長男が2歳になる前、彼の背中に大やけどを負わせてしまった。
    立ち歩きをしたばかりの彼が、
    頭の上の電熱器の上に乗ったコーヒーポットを落としてしまい、
    背中全体にやけどを負ったあの朝のことは、
    決して忘れることはできない光景だった。
    火がついたように泣き叫ぶ彼。
    私と妻は、必死の思いで村上から新潟の市民病院を目指した。
    「もうしわけない」
    今もそのことが彼に対する私の負い目である。

    次男も同じ2歳の頃、生死を彷徨った経験があった。
    熱性痙攣から、意識を失い、
    救急車で市民病院に運ばれた。
    2月の雪の降る夜だった。
    「先生、大丈夫ですか?」
    意識が戻らない小さな体の次男をベット寝かせて、医師は一言、
    「何とも言えません」
    それから涙の二晩、彼はICUだった。
    「生きてくれ」
    ただそれだけを神に祈った。
    次男の代わりならば死んでもいいと思った。
    気が狂いそうだった。

    「生きてくれれば・・・」
    そんな気持ちで精一杯だった。
    今も、その気持ちで十分ではないかとも思っている。

    長男と次男とを授かった時、
    私は神様からの預かりものと感じたものだった。
    だから、私にとっては彼らは神様からの贈り物。
    宝物に他ならないのである。

    それなのに、いろいろな欲の中から、
    私は二人を傷つけたり、否定するようなことを言ったりしている。
    情けない父さんである。

    子どもが生まれて来てくれた朝、
    その感激を父さんは一生忘れてはいけないのだとしみじみと思っている。


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