居ても居なくてもいい存在かなぁと思うことがある。
それは私が勝手に思っていることなのだが、
この掲示板を創った４年前には考えられないくらい、
私自身が丸くなったようだ。

言われれば言われたままに。
思われたら思われたままに。
そのまんま何とか日々生かされている。
肩の力が抜けて、立場で語らなくなってから、
我が家は実に平和になった。

我が家に帰ってきたら、次男を呼んで風呂に入る。
時には、彼が拒否権を行使する。
それはそれでいいのである。
寂しいが独りで風呂に入る。

その時、洗濯機に下着や衣類を放り込む。
洗濯は私の仕事と躾けられた。
夕食を食べる時は、妻との会話の時である。
彼女は疲れて機嫌の悪い夜もある。
それでも、私は話題を見つけて話しかける。

夕食の後は、茶碗を洗い、米をとぐ。
柿をむいたり、梨をむいたりする。
それは、私の責任であり趣味なのだ。

その後、洗濯機から洗濯物を取り出して、
ベランダでハンガーにかれる。
丸くなったから出来る業かもしれなかった。

こだわらないことである。
父さんだから、どうだと言うのか。
そんな発想から開放されると、
ごくごく自然に家族のために何かをやれる存在となるようだ。

居ても居なくてもよい存在であるが、
ちょっとは何かの足しになっているのだ。