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親父たちよ

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  • from: クマさんさん

    2009/01/15 20:50:52

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    次男のクラスが、インフルエンザが流行りはじめ、
    部活が休みで、毎日早く帰ってきている。
    それは、私もよく分かることだが、
    嬉しいものである。

    相変わらず帰ってから勉強をしてはいないようだ。
    それはそれで仕方ないことかなぁと思っている。
    リビングに入ると彼が脱いだままの体操着が散らばっていた。
    それは、我妻も同じことである。
    私がいつもせっせと服をたたんで、片付けている。
    あーー、彼は妻のことを見ているんだなぁと諦めた。

    強い父親にならねばならないと、
    長男が幼い時は思っていたものだった。
    しかし、いつも思った人には成り切れず、
    中途半端な人間で余生を送っている始末である。

    長男が夜光りの朝寝坊は、
    実は幼児の頃から始まったことなのだ。
    2〜3歳の頃、いつまでも眠らない彼に、
    私は毎夜絵本を読み聞かせて、
    私のほうが先に寝ていたものだった。
    「寝かせるための、何かよい方法はないものか」
    妻と顔を見合わせて思案したものだった。

    今でも彼は夜中まで起き、
    朝食の時刻には爆睡まっただ中である。
    三つ子の魂とは本当によく言ったものだった。
    育てたように子は確かに育っているのだ。

    たった今、食器を洗い、米を研ぎ、
    洗濯物を洗濯機から取り出してしわを伸ばしてたたんで籠に入れた。
    テーブルは、私が拭き、
    こうしてやっと自分の時間となることができた。
    育てたように子が育つならば、
    居ても居なくてもよい存在の父親としては、
    せめて子どもたちにこうした父の姿を覚えておいてもらいたいのだ。

    彼らが家庭をもった時には、
    家事を分担することを当たり前とした父親になって欲しい。
    そんな格好のよいことを考えてやっているわけではないが、
    そんな願いもちょっとは持っている親父なのである。

    妻はそんな親父を横目に新聞を読んでいる。
    怒らない、怒らない。
    ここで貯めたポイントを、
    私はまたどこかの飲み会や、放浪に使わせてもらうのだから。

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