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親父たちよ

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  • from: クマさんさん

    2009/01/27 06:04:25

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    窮屈なベルト

    背広を着て座っていたら、
    やけに腹回りが苦しくなった。
    どうもベルトがきつくなったらしい。
    それはそうだろう。
    毎晩の日本酒に・・・。
    体はいつも正直に危険信号を送ってくれる。

    長男が部屋をのぞく。
    私がパソコンに向かっていると、
    「母さんは?」
    居ないことが分かると、
    扉を閉めて階段を降りる。
    「母さん、俺の○○どうしたん?」
    何とも役に立たない親父であった。

    次男は、勉学に燃え始めた。
    8時から自室で机に向かっている。
    のぞかないことにしている。
    「今度、父さんが勉強教えてやるからな。」
    とは言っておきながら、
    一向にその気配の無い酔っ払い親父であった。

    朝、出勤前に洗濯物が籠に積まれてあった。
    「干したほうがいいよなぁ」
    そんな予感がして、
    寒い寒い干し物場で衣類を干した。
    その後、出勤途中に新聞紙の束を町内の役員宅へ届け、
    燃えるゴミを捨ててきた。
    それでも、妻には「仕事をしない親父」と思われている。
    夕食の後の食器洗いと米研ぎは私の仕事だ。
    それでも「何もしない親父」なのだ。

    居ても居なくてもよい人に私はなりたい。
    宮沢賢治ではないが、
    「ミンナニ デクノボウトヨバレ
     ホメラレモセズ クニモサレヌ
     ソウイウヒトニ 私はなっている」のかもしれない。

    この窮屈なベルトですら、
    私に危険信号を送る大切な役目を果たしているというのに・・・。

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