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from: クマさんさん
2009/02/21 09:19:32
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セーフテイネット
朝から猛烈な風である。
時折横殴りの雪も降る。
母たちはそんな吹雪の中東京に出かけた。
叔母さんのお見舞いのためだ。
朝のワイドショーの中で、
この年度末に自殺者が急激に増える可能性があると語っていた。
自殺者が3万人を突破したのが、
やはりこんな不況のあおりで、
倒産が相次いだ年の年度末のことだったと言う。
つまり、今年度はその年に似ている社会状況なのだ。
3万人とは、東京シティーマラソンの全参加者である。
そのマラソンのスタートの映像を見せ、
いかにすごい数であるか説明している人がいた。
彼は、元テレビ局のディレクターだった人である。
自殺した人の家族の取材を通して、
この問題と真剣に向き合い、
仲間たちとセーフテイネットの会を立ち上げ、
未然に防ぐためにネットで支援している。
自殺者の74%の人は、
何らかの形で家族には相談したり、
サインを送っていたりしていることも分かっている。
大切なことは、
その時、そのサインを共感的に受け取り、
適切な関係機関に連れて行き、
話を聴いてもらったり、
医師の治療を受けさせることなのである。
「頑張れ」「逃げるな」「強くなれ」
こんな言葉は、
死に追い込む言葉であるとも言っていた。
こうした問題が、かっては人事であったが、
今は自分のことのようによく分かるのだ。
日本人は、もっと「弱音を吐く」文化が必要なのではないだろうか?
今は正直言って、そう感じている。
「あんま頑張んな」
「いいねっけ休め、休め」
「みんな弱いんだがな」
「仕事で体を壊しても、誰もほめてくんねよ」
その言葉があったら、
どんなに心が楽になることか・・・。
しかし、この過酷な不況の中で・・・。
追い詰められるのは、懸命に仕事している人たちなのだろう。
でも、死んだら終わりなのだ。
でも、死んで終わらせたいと思う苦しみも確かにあるのだ。
私には、妻がいて、母がいて、父がいて、心配してくれる友がいた。
いろいろと考えさせられる3万人である。-
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