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親父たちよ

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  • from: クマさんさん

    2009/05/23 09:17:44

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    心配するのは家族の役目

    父は病院に行くことをひどく嫌う。
    自分の具合が悪いことを知っているので、
    そのまま入院となってしまうことを恐れているようだ。
    だから、病院に行く朝は、母との言い争いだ。
    それでも頑なに拒否する時は、
    近くに住む妹の出番である。
    そうすると、さんざん悪態をついた後、
    父は仕方なく着替えて、タクシーに乗り込むらしい。
    年を取れば取るほど、我がままになっている。

    知り合いの医師は、父のことを本当の父のように労わってくれる。
    診察してもどこも悪くない、健康体ですと言われて帰って来る。
    ただし、このまま歩かなかったら寝たきりになるとも言われてきた。
    血液の数値は、私よりもだいぶよいのだ。
    それから、父は散歩に出かけるようにしている。
    私は帰って来ると父に「散歩に行ったけ」と聞くことが日課になった。
    父は炬燵でうつむいたまま、黙って肯く。

    母はとにかく父の健康が心配でたまらない。
    だから、ついつい口煩く言ってしまう。
    そこでまた二人の言い争いが始まる。
    父が一日うつむいたまま、
    元気なく生活していることに耐えられないらしいのだ。
    あれだけ家の仕事をした父が、本当に一切から手を引いた。
    私は、父を見て、男の老いをまともに学んでいる。
    「いつか行く道」なのである。

    しかし、こうして父が健康で78歳までも生きてこられたのは、
    父のことを心配する家族と一緒に暮らしているおかげだと思っている。
    父にとっては口煩いかもしれないが、
    父のことを我がことのように心配し、世話する家族がいるから、
    父は、安心して我がままになり、老いていけるのだ。

    私が父の年まで生きられるか分からない。
    限りあるのが人生だ。
    その老いの時、私の事を心配し、
    口煩く子供たちは世話してくれるだろうか。
    子供とは、できればそんな関係であってもらいたい。

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