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from: クマさんさん
2009/11/22 07:07:50
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アルビ寒戦
アルビの柏戦に行った。
いつものことだが、今回もキックオフぎりぎりの到着だった。
妻とちょっと不穏な空気となってしまう。
ついつい余計なことを言って、
怒らせてしまう親父であった。
寒風吹きすさぶスタンドで、
菊水の熱燗を片手に応援モードに入った。
この400円の紙コップの日本酒が対戦意欲を高揚させる。
降格のかかった一戦に、
柏サポーターは黄色一色で、踊っていた。
「元気なのは今のうちだ。泣いて帰ることになるのはお前たちだ」
試合は、いい感じで流れて行った。
前半のアルビの連動した動きはなかなか見応えのある試合ぶりだ。
天皇杯の大島のシュート以来、パスが回り、
全体が動きながら意志をもったパスがつながる。
ムービングサッカーが達成されている。
負ける気はしない。
フランサのプロらしい技ありシュートで1点を入れられても、
余裕で後半戦を観ることができた。
絶えずボールの動きを解説しながら、
「そこじゃねーだろう」と怒鳴っている私。
二杯目の紙コップの中で透明な液体が揺れている。
すぐ前の親父が立つから、私も自然と立っての応援。
あっちこっちの酔っ払い親父たちから、
声援というか、罵声というか、悲鳴というか、
このS席は凄い親父の見本市である。
終了間近、焦りからかミスを連発するアルビ。
「くそーっ。泣いて帰るのは俺たちであったか」
ホイッスルが鳴った。
二人はインフルエンザの息子が待つ我が家に急いで帰った。
観戦しているうちに、妻の機嫌も直り、笑顔になった。
「俺たち夫婦には、やっぱりアルビが一番である」
アルビについてだけは、心が一つなのだ。
試合開始40分前に我が家を出て、
試合終了40分後には我が家にいた。
「新記録だね」と妻が笑った。
実は、アルビ観戦の新兵器を開発したのである。
しかし、これは企業秘密としておく。
とにかく、向き合うから喧嘩になるのだ。
同じ方向を向くことで、笑顔になることがよく分かった。
負けたけれど、変な意味でアルビに感謝している。
次節は、絶対に川崎を破ってくれ。-
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