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親父たちよ

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  • from: クマさんさん

    2009/12/13 16:02:18

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    老人問題

    昨日、我が家に集まった叔母ちゃんたちを見て、
    つくづく日本の老人問題の現状が大変なことがよく分かった。
    あれだけ元気ではつらつとして生きていた叔母ちゃんたちが、
    今は80代と70代である。
    健康に恵まれているために、
    みんなある意味余生を謳歌しているかのように見える。
    しかし、一人一人の笑顔の心の奥には、
    言うに言われない孤独と不安が存在するのだ。

    旦那さんに先立たれた未亡人が3人だ。
    それもみんな退職間際、
    60代の前半で癌のために亡くなった叔父さんたちだ。
    まず、連れ合いに先立たれた人の孤独は、
    想像をこえたものがあるらしい。
    帰れば、誰も居ない家である。
    お年寄りの一人暮らしの侘しさと寂しさとはいかなるものか。

    それを言えば愚痴になるから叔母ちゃんたちは笑顔でいるのだ。
    「クマさんだけが頼りだよ」
    近所に住む二人の叔母さんにいつも言われる。
    「私が倒れたら頼むね」
    こんな私でも頼りにする叔母ちゃんたちが可愛そうになった。

    この年代の人には珍しく、
    大手企業で働いていた叔母ちゃんたちには、
    それなりの年金があった。
    「お金なんか、食べられるだけでいいんがね」
    それでもやはり買い物はノグチストアーであった。
    「千円でお釣りが来るて」
    本当に年金暮らしとは心細いものなのだ。

    妻が倒れて介護が必要になっても、
    施設に入れて15万円も払えないから自分で面倒を見ている男性の話が出た。
    「俺、死にてぇて」
    「生きていたって、何の張り合いもねぇて」
    医者代を払えば、食べるものも食べられないのだ。
    それが現実なのである。

    子供たちはみん家を出ている
    同居している家は少ないはずだ。
    つまり、しょせん老人は貧しく、一人ぼっちで、
    心細く生きるしかない社会になってしまったらしいのだ。
    そんなはずはないのに・・・。

    死ぬまでは、私は生きるはずだ。
    しかし、この日本の老人が抱える現状は、
    知れば知るほど酷いものである。
    それは、私がいつか行く道なのである。

    人は、老いる。
    人は、病む。
    人は、死ぬ。
    しかし、そこに実存する何かがあるから、
    人間は生きようとするのではないだろうか。

    「死んだほうがいいて」
    そんなつぶやきを老人がする社会とは、
    本当に豊かな社会なのだろうか。

    叔母ちゃんたちの体と心の健康を祈らずにはいられなかった。

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