サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。
-
from: クマさんさん
2010/02/21 10:45:04
icon
ロレンスとマンデラとグレゴリー
「アラビアのロレンス」が市民プラザで上映された。
上映間近に行ったら驚いた。
超満員で空いている椅子を探すのに一苦労だった。
それも年代は60代から70代の人たちだった。
映画にはその当時の青春も写るものだ。
昔、グランド劇場で観た人たちが、
きっと懐かしんでやってきたのだろうと思った。
ロレンスは砂漠と出会い、アラブの民族と出会った。
その砂漠で、彼は運命を自分で切り開く力を得た。
アカバ攻略のために不可能だと思われた砂漠の横断を貫徹し、
ラクダから落ちたアラブ人の命を救った。
お互いに対立している部族の手を結ばせ、
陥落不能の要塞アカバを奇襲作戦で落とした。
彼は、そんな自分が信じられないと想いながら、
運命を切り開くために、果敢に挑むことをやめなかった。
慢心だった。いつのまにか理想は消え、殺戮の集団と化して行った。
多くの血を流し、英国よりも先に勝ち取った都市で、
アラブ民族連合の夢は消えてしまう。
それも彼の運命だったのだ。
アラブにも英国にも両刃の刃となった彼は、
いつしか歴史の闇の中に消えてしまうのだった。
一人のイギリス人がアラブの民族独立の気運を高めた。
しかし、彼は深く深く心の傷を負って、退役し、故郷に帰る道を選んだ。
南アフリカで、初代の黒人の大統領になった、ネルソン・マンディラは、
アパルトヘイトに反対した運動の罪で27年間も投獄されていた。
彼は、「自由憲章」を発表し、それは南アフリカ政府から閲覧禁止にされた文章となった。
自由と平等を目指し、黒人の人権を白人に認めさせめる為に、
最後には、武力闘争に発展して行った。
世界はこのマンデラの運動に注目し、
南アフリカのアパルトヘイト政策を非難し、圧力を加えていた。
彼は、真実が必ず勝利することを信じていた。
だから、獄中にありながらも、心を平安にしてその時を待っていた。
それは、彼の運命だった。
彼が解放される時、世界中のメディアが注目し、
その解放を心から祝福した。
その後ろ姿を見送る看守がいた。
27年間黒人の言葉を話せるからと選ばれた男だった。
彼もまた、歴史の流れに立ち会った一人の男となった。
人は、たった一回の人生である。
この前この言葉と出会った。
「宇宙無双日 乾坤只一人」
本当だなぁと、この2本の映画を観てそう想った。
それでは私は何のために生まれて来たのか・・・。
きっと一人一人には、
その人にふさわしい形でその役割が与えられているのだと信じている。
ロレンスの信念・マンディラの忍耐・看守の誠意
それは、きっと神がその場になったら授けてくれるものなのだ。-
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。 - 0
-
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。 - 0
icon拍手者リスト
-
コメント: 全0件