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from: クマさんさん
2010/03/16 06:29:29
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酒の陣
日曜日の夕方4時に朱鷺メッセに向かった。
向こうからはほろ酔い気分の団体や、
酒の箱が入った袋を両手にぶら下げている叔母さん軍団とぞくぞくと出会った。
酔っ払い天国とはこのことか。
会場にまで行く途中のベンチでも盛んに若い女性たちが宴会を催していた。
この日一日は、この場所で日本酒を飲み、缶ビールを片手に談笑しても許されるのだ。
「酒の陣」に、私は初めて参戦した。
1500円のチケットを見せると、右手にタグをつけられた。
これが「飲み放題」の許可書なのだ。
エスカレーターを降りる時度肝を抜かれた。
何なんだこの人と蔵の数は・・・。
「生きて帰れるか」それが心配になった。
今代司のYさんのお店がスタートである。
これから大吟醸の旅が始まる。
ゴールはここ、今代司さんのYさんのブースである。
御猪口を片手に、とにかく大吟醸と吟醸を求めて渡り歩いた。
そして、分かったことは、
これほど酒の味とは千差万別違うものなのかという素朴な事実だった。
ほんの一口の酒である。
しかし、その一口が口の中で強烈な個性を発揮する。
「うまい」「・・・」それは全く個人の好みなのだ。
そして、その個性とは創り手のコンセプト・主張でもあるのだ。
県下にまさに百花繚乱の酒蔵がある。
そして、一つとして同じ酒がないことの発見。
酒は、お客が選ぶものではなく、酒蔵がお客を選んでいるということがよく分かった。
そのリターナーをどれだけ獲得するかなのである。
あるブースの一角の端から端まで長岡の酒蔵だった。
これも新発見だった。
初めて聞く名前ばかりである。
その中の一つ創業明和三年という河忠酒造の「想天坊」が旨かったので購入した。
「うまいねぇ」と言うと、それぞれの担当者がこの酒の旨さを説明してくれる。
とにかく、何万本酒があろうとも、飲んでみなくてはその味は分からないのだ。
そんな出会いの機会がこの「酒の陣」にはあった。
限定1時間の酒の旅だった。
本当に1時間だけでよかったと今でも思っている。
「生きて帰りました」
今代司のブースにやっと辿り着き、最後の大吟醸をいただいた。
帰りに出会った人たちは、夕日に赤い顔を照らされて、
とても幸せそうだったことが心に残った。
それにしても、時代なのだろうか、
若い女性が独りで御猪口片手に日本酒行脚をしているのだ。
ある面、それも感動だった。-
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