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  • from: クマさんさん

    2010/04/10 06:09:38

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    降りてゆく生き方


    「降りてゆく生き方」という映画がある。
    完成してから1年たっても、未だに全国で自主上映それている。
    その制作者の弁護士と会って話したことがある。
    熱く語る彼には、
    「降りてゆく」生き方の中に本当の「幸福論」があるのだという思いがあった。
    若き国際弁護士である彼は、
    この企業世界の最先端の人たちを見つめて来ていた。
    そして、そこで競争に敗れ、破たんしていく人たちを見つめた。
    「競争」に本当の人が求める「幸福」があるのか。
    そこから、彼の映画作りが始まった。

    ある作家原作の版権を買った。
    中高年の親父たちが町づくりに奔走する物語だったそうだ。
    しかし、彼自身が本当に求めているものを探すために、
    彼は、日本全国で町づくりや自主活動をしている人たちに会いに出かけた。
    そして、清水義晴さんの本「改革は、弱いところ、小さいところ、遠いところから」に出会った。
    彼は、感動した。
    彼が求めていたテーマが、この本により分かったのだ。

    彼は、清水さんに会いに行った。
    清水さんは、今は突然の病のために半身不随で車椅子の生活だった。
    男と男がここで出会い。映画の方向が決定された。
    版権は放棄した。
    オリジナルなシナリオで行くことにした。
    そして、新潟県に生きて、地域社会のために活動している人に出会い、
    一人一人の物語を聴き、それを集約しながら、
    物語を紡ぎ出そうと、彼らは行脚を始めた。

    実は、清水さんの紹介により、
    私も映画のためのインタビューを受けた一人なのだ。
    私は清水さんを心の師と仰いでいる。
    清水さんの生き方の跡を少しでも辿りたいと願っている一人でもある。
    職場の会議室で、ビデオカメラで撮影されながらインタビューを受けた。
    そして、私が感じたことは、
    「現代こそ、降りてゆく生き方が求められているのだ」ということだった。

    オーディションも受けた。
    私の演技に、彼はにこやかに応えてくれた。
    上映のためのフォーラムでは、
    主演の武田鉄也さんに楽屋でお会いして、
    「海援隊」のLPジャケットにサインをしていただいた。

    この映画の主人公は、小学校の教師「クマ太郎」さんなのだ。
    新人教師が、子供たちと共に自然の大切さに気づき、
    森を保護する活動に目覚め、とうとう市長選挙に立候補する話なのだ。
    沼垂の「今世司」さんの蔵が登場し、
    「森の司」という酒をこの映画のために本当に醸造した。

    何んでこんな話を突然したかと言うと、
    「降りてゆく生き方」を日々求められる仕事となったからである。
    もうひとつは、「オレンジ親父」の一言がブログにあったからである。
    そして、本日、清水さんの息子の隆太郎さんの結婚式があるからである。
    私は、アルビの浦和戦の後で、この二次会に駆けつける。

    つまり、この映画、私にとってはただの映画ではないのである。
    「降りてゆく生き方」それは、日々私の生き方とならねばならぬのである。

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