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from: クマさんさん
2010/06/29 05:55:53
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プチバス旅行の勧め
連日Wカップのため、生活リズムが乱れ、寝不足が続いている。
まだベスト16であるから、
これからも試合は続くのだ。
本日、いよいよ日本が試合する。
相手は強豪パラグアイだ。
11時から応援するためには、私はその前に睡眠をとる必要がある。
サッカーを観ない人たちにとっては、
何でそこまでと思われることだろう。
これはサッカーファンのWカップにおける業のようなものなのだ。
土曜日に「水と土の芸術祭」の企画で、バス旅行に参加した。
行先は、上堰潟と巻の福井だった。
その案内を新潟シティガイドのSさんが担当してくれた。
私は福井のまち歩きに同行させてもらい、
彼のガイド魂と熱意とを直接学ばせてもらった。
60代後半だろうか。髪は私と同じ白髪である。
自分から福井の歴史に興味を持ち、足しげく通い、集めた情報は一級品だった。
何よりも歴史の本には書いていない生きた裏情報が満載なのだ。
立ち止って聴く、その話には思わず引き込まれてしまった。
北国街道の良寛の石碑。
斎藤家を家事から守ったタブの老木。
蛍の里である矢垂川を守った福井の人たちの物語。
米百俵の峰山藩が福井の隣の集落であったこと。
明治維新後に藩主は教員として新潟県の教育を支えたこと。
とにかく博識なのだ。そして、勉強をしているのだ。
自分で聴きとり、集めた情報であるから、血が通っている。
情報の名の通り、生きた「情」を伝えるのがシティガイドの役割なのだ。
まいったなぁと心から感服した。
聴く私たちが感動しているように、
説明しているSさんもとてもとても楽しそうなのが印象に残った。
歴史好きの私にとってのライフワークは、やっぱりこれだと、
今回の旅行を通して改めて想ったものだ。
また、不思議な出会いもあった。
私が10年前に「王瀬の長者」の脚本を書く時に参考にさせてもらった資料の作者と出会えたのだ。
恐る恐るその女性に声をかけたら、やっぱりそうだった。
演出家のSさんのことも知っていた。
世間は狭いものなのだ。
じょんのび館で温泉に入った。
残念ながら越後ビールは午後5時までだった。
すぐ近くの「峠の茶屋」に入ったら、鹿肉焼きがあった。
ここのお婆さんは、堀川久子さんの大ファンだそうだ。
またここで点と点とがつながった気がした。
神社湧きの大きな池は、整備したら素晴らしいトンボ・ビオトープになるだろう。
福井のゲンジボタルの輝きは永遠に守り続けねばならぬだろう。
斎藤家での「朝ごはん」は大切な人間らしい生き方の一つだろう。
実は、7月からこのようなプチバス旅行がたくさん計画されている。
新潟交通クレヨンの企画である。
改めて「新潟市」を別な視点から観光することもよいことだと帰りのバスで想ったものだ。
この郷土の歴史に対する視点も、私の業の一つなのだ。-
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