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from: クマさんさん
2010/07/25 14:01:19
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夢の一夜
それは夢のように一夜だった。
会場前のロビーには、yuccaさんの熱烈なファンが座っていた。
会場からは、彼女のリハーサルの歌声が聴こえて来た。
始まるのだ。今回は、菊水は飲んでいない。なにせ飲み放題なのだ。
開場するとお客様がぞくぞくと入場していく。
ハイソで、私なんぞが決して出会えない人たちがそこに居た。
料理を食べ、ワインを次々と注文した。
しかし、みんなの心配は、花束兄さんのSさんがまだ到着していないことだった。
彼の席、私の隣に用意されている。
すると、入り口に彼の姿が。
何と美しいイェローのヒマワリの花束を抱えていた。
彼が席に付くと、いろいろな人が挨拶にやって来る。
彼は、yuccaさんコンサートにはなくてはならないスターなのだ。
とにかく飲んだ、飲んだ。最後には、白のボトル一本をテーブルに置いてくれた。
最初からそうしてくれれば・・・。
そして、yuccaさんの登場。ゴージャスでセクシーな黒のドレス。
痩せたなぁ。美しいなぁ。輝いているなぁ。
歌は「夜の女王のアリア」だった。
この曲で始めるのかと、驚愕とともにプロとしての自信を感じた。
あの高音を、最初曲から挑戦したのだ。
そして、その歌から既に私の心のボルテージも最高潮に達してしまった。
後は、涙、涙、涙であった。
彼女の歌う名曲の数々。
ブラボーの声も、感動のあまり、時には出せないこともあった。
音楽は、奇跡である。
最後の歌で、定番の花束兄さんの贈呈式がある。
そして、アンコール。
彼女の語りが、何よりもの心の癒しとなった。
コンサート終了後、最後まで残り、声をかけ、写真を一緒に撮ってもらた。
それから、夢見心地に長者様と花束兄さんと私とで古町へ歩いて行った。
いつもの場所で、路上宴会とあいなった。これがいいのだ。いつか補導されるだろう・・・。
お互いにコンサートの感動を分かち合い、
yuccaさんの活躍を祈念し、お互いの健闘を讃えあいながら、
親父たちの酒宴は続いた。
するとどこからか「本物の歌」の響きが聴こえて来た。
女性の歌声だ。その本物さにぐっと心が惹きつけられた。
さすが長者様も歌手と役者を目指しているだけあり、
この歌声の本物であることに気付いた。
路上ライブは、二十歳ぐらいの女性がギターの弾き語りをやっていた。
音楽は、奇跡である。
こんな凄い歌い手が、11時近くの古町で歌を歌っていた。
「オリジナル歌ってよ」と声をかけると、
オリジナルは創っていないとのこと。
また絶対に会いたい歌い手だった。
前回の路上宴会の時は、ネギッコに声をかけた。
今回は、いずれスターになるであろう若手の歌い手だった。
しかし、どうしてこんなに感動するのだろう。
どうしてこんなに飲めるのだろう。
大満足で自宅に帰り、焼きそばを食べたらしい。
目が覚めたら酒をこぼし、板の間で私は眠っていた。
馬鹿も休み休みしなさい。
そんな天の声が聴こえてきそうだ。
しかし、やっぱり、音楽は、奇跡なのだ。
「分かっちゃいるけど、やめられない」-
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