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from: クマさんさん
2010/09/11 10:13:00
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疲れたなぁ
淡々と気負わずにやるべきことをやる。
フルマラソンのコースは、まだ新大まで走っていない。
自転車では全コースを走ったが、まだ自分の足では走っていない。
今日やることに決めていた。
なかなかどうして大変な戦いになることは予想できた。
そう思うと気が重い。
しかし、いいではないか。行けるところまで行ってみよう。
そかん軽いノリが大切なのだ。
関屋分水のタコ公園に車を置いて、まず青山の橋まで走り出した。
午前6時だった。
淡々とゆっくりと、無理ないペースで橋を越え、大堀幹線に入る。
小針十字路までは20分くらいだったろうか。
思いのほか調子がよかったので、ただ只管新通を目指した。
すると、タオルを頭に巻いた、私より少々体重がありそうな男性が、
私と同じペースで50メートルくらい先を走っていた。
「フルマラソン挑戦組だなぁ」と、そのペースを基準に淡々と追っていた。
新大に向かう国道に出た時、彼に追いつき、
新大への心臓破りの坂で彼と並んだ。
「マラソンの練習ですか。」
「はい、先輩に命令されて走っています。」
「どこから来たの。」
「寺泊です。今朝4時に出て来ました。」
「練習で減量できましたか。」
「はい、17キロ落としました。今83キロです。」
「100キロもあったの。」
「はい、これも走ったおかげてす。」
彼は、32歳だった。高校時代の仲間たちとエントリーしているそうだ。
二人は、そんな会話をしながら、正門を過ぎて、
折り返し20キロ地点のラーメン屋を目指した。
「こうやって話しながら走ると楽ですね。」
「俺達、記録関係ないからね。完走だけが目的だから。」
そのペースで新大のキャンパスを走り抜けた。
「大学の中を走るんですね。」
「面白いコースだよね。ギャルたちの応援、期待するさ。」
そして、海岸道路に出た。ここからが果てしなく長かった。
15キロ地点を過ぎ、2本目の信号で彼には先に行ってもらった。
右膝が痛み、両内転筋がつりだした。
まだまだ小針海水浴場は先だった。
日差しが強くなり、少々脱水症状気味だった。
私は、そこからタコ公園まで4キロ余りを足を引きずりながら歩いた。
彼は、私と別れてからペースを落とさず、淡々と走り去って行った。
がくりと来ながらも、公園までは辿りつかねば帰れないのだ。
20キロ地点の分水に着いた時、それでも2時間35分だった。
あのまま淡々と走りとおしていたら、関門は突破できるのだ。
今、ぼろぼろの状態でこれを書いている。
しかし、これでフルマラソンの全コースを自分の足で辿ることができた。
目標は遥かかなたでも、一歩一歩現実にしている手応えがある。
53歳のこの体では、無理だと感じつつ、諦めずに走っている。-
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