昨日の朝、走って帰宅したら、空に虹がかかっていた。
それも半円形の、完ぺきな形の虹だった。
私はすぐに母を呼び、自宅の前で二人で虹を見上げいた。
「きれいだねぇ」
その内に、少しずつ虹は消えて行った。
二人で見た虹は、忘れられない思い出となった。

ノアの方舟の話を思い出した。
確かこの虹は二度と人類にこのような悲惨な罰を与えないと言う、
神様からの約束の印だと聞いたことがある。
山の中でみんなに馬鹿にされながらも、
神様の教えに従い方舟を創ったノア。
神様にそむき、めいめい勝手な生き方をしていた人類。
方舟が完成し、この地上の動物たちの雄と雌が運び込まれたとたんに、
未曾有の大洪水が起こり、全てのものは大水に飲み込まれてしまった。
そして、この地上で生き残った者は、
この方舟に避難したものだけだったと、旧約聖書は記している。

ソドムとゴモラ。
バベルの塔。
十戒のモーセの物語もそうである。
欲と偶像崇拝に支配された人類は、
この聖書の物語では滅亡させられる。
この現代の社会を見たら・・・。

今、二日酔いで苦しんでいる。
昨夜も大酔っ払いだったらしく、何やら叫んでいたらしい。
買って来たグラタンを床にこぼし、
それでももったいなくて拾い集めて食べていた。
欲望の果てには、滅亡が待っている。

本日から山の下祭りで、太鼓を叩く。