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親父たちよ

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  • from: クマさんさん

    2010/10/14 06:00:31

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    さてさて、これからだ

    生きていると、時にはご褒美もあるものだ。
    それがあるから、辛いことでも乗り越えられる。

    昨日、母の病院へ行った。
    とにかく退院ができることを母は喜んでいた。
    帰ってきたら、老老介護が待っている。
    それでも、叔母たちの助けを借りながら、我が家での生活が一番だと思っている。

    食事の指導を、父と妹と一緒に受けたそうだ。
    油や塩分は少なく、醤油も薄めて使うこと。
    豆腐等のたんぱく質は大丈夫。
    食べ過ぎて食物がそのまま腸に行くと、十二指腸潰瘍の危険性がある。
    とにかく、回数を多くして、少量で決められた食事を続けなければならないそうだ。
    ラーメンを食べられるのは、一年後だと言われたらしい。
    それでも、やっぱり我が家が一番なのだ。

    母の命が救われたのは、奇跡にも近いものがあった。
    循環器の医師が、異常な体重減を心配して胃の検査を勧めてくれたこと。
    癌が見つかったが、早期ではなくとも、暴れていなかったこと。
    リンパの腫れがあったが、他に転移していなかったこと。
    何よりもS先生と言う名医と出会えたこと。
    術後の経過が良く、予想以上に順調に回復したこと。

    これらは、母や家族が意識し、意図的にやろうとしても絶対できないものだった。
    それは、偶然とも呼べるだろうが、私は母の運と、神様のおかげと感謝している。
    人間の思惑を超越した所に、本当は人間は生かされているのではないだろうか。
    人間的に考えれば、とても不遇な試練と思うが、
    その試練には超越した大いなるものの意志が存在しているのではないだろうか。

    「予定調和」という哲学の考え方がある。
    それは、予定された運命であり、あらゆる運命は平安に至るためのプロセスなのだ。
    母は、今回の経験で、本当に「生きる」と言うことと切実な気持ちで向かい合った。
    また、「家族」や「老い」と言うこともきっと考えていたと思う。
    この経験があったからこそ、より深い答えに行きついたはずだ。
    「この世には修行のために人間として生まれて来たのだ。」
    それは、ある仏教学者の話だった。

    「大丈夫なんだ。」と信ずること。
    「守られて、生かされているんだ。」と安心すること。
    私は、母を見て、母から学んだ。

    土曜日の午後1時に退院となった。
    まさに生還。チリの地下からの生還劇のようなものである。

    もう一つのご褒美は、東区市民劇団が3月の演劇祭でりゅうぴあの舞台に立てるということだ。
    昨日の抽選会で、決定した。
    これもまた我が劇団の「予定調和」だったと信じたい。
    さてさて、これからだ。

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