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from: クマさんさん
2010/10/31 06:12:30
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諸声祭
昨日は、山中の諸声祭だった。
年に一度の合唱コンクールである。
この日のために練習を積み、クラスの心を一つにして歌う。
中三の次男にとっては最後のステージだ。
私にとっても中学校最後のステージになった。
長男と次男の6年間を振り返った。
何だかとても感慨深いものがあった。
この間に私は子どもに何を語り、何をしてあげられたのだろうか。
子どもは私に何を感じ、どう親父を想って来たのだろうか。
何だか思い出せることが少なく、かかわりが薄かったような後悔がある。
次男は、髪を伸ばし、学生服のズボンを下げてちょっと突っ張っていた。
「へーっ。」と親父として想いながら、黙っている。
何だかそんなことで小さな自己主張している彼が可哀そうにもなってきた。
「勉強せえ。もっと頑張れてじゃなくて、子どもが聴きたい言葉は、疲れたろ。大変らなぁだと思います。」
それは、ある中学校の校長先生の話だったる
「腹減らねけ。」「風邪ひくな。」「大丈夫らけ。」
この言葉が、心を開かせる魔法の言葉だとも教えられた。
人は、ちゃんと生きたいのだ。
しかし、いろいろなことがあって、ちゃんと出来ないこともあるのだ。
悩んでいるのは本人だし、一番困っているのも本人だった。
その気持ちをそのまま受け止めてやれるのは親しかいない。
私は彼にそんな親父だったかと、想い返した。
しかし、純粋で青春真っ盛りの歌声には涙が流れた。
特に、生き物係の何とかという応援歌には、止まらなくなってしまった。
いい時代なのだ。
そして、それなりに一人一人が苦しみや悲しみをもって生きている時代なのだ。
それぞれの人生に、それぞれの幸せがあることを、祈りたい。
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