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from: クマさんさん
2010/12/09 06:05:07
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山の下に音楽がやって来る
大人のバラードというCD全集を手に入れた。
早朝のテレビショッピングで紹介していたものだった。
大人と言っても、私の世代にとっての懐かしい曲ばかりだった。
その曲を聴くだけで、当時の青春が邂逅される。
音楽って、とてもとてもダイレクトに感情に入りこむものである。
英語の歌詞を、歌詞カード片手に聴いていると、
やっとその歌の深い意味が分かった気がした。
恋の歌だったり、失意の歌だったり、友への応援歌だったりする。
そうだったのか。
しかし、その深い意味を知らなくとも、レオンラッセルを聴いて、
当時は深く感動していたものだった。
それが音楽の素晴らしさではないだろうか。
なじら家コンサートも同じだった。
クラッシックを聴いたことのない人たち。
JAZZを初めて聴いた人たち。
それもごくごく至近距離で、
限られた空間の中で音のシャワーを浴びた人たちである。
その反応は、みな「素晴らしい」と絶賛であった。
それは、500円で音楽を聴けたからではなく、
とてもリラックスして、音楽を楽しめたからだと想っている。
音楽をもっともっと身近なものにしたい。
日々の生活を音楽で潤せたらいいなぁと想う。
クラッシックだって、音楽なのだ。
ならばもっと気軽に楽しめるコンサートがあってもいいではないか。
その発想は、沼垂四つ角に会った「山小屋」でのバイオリンコンサートが原点だった。
酔っ払いの中高年の親父たちに、バイオリンを聴かせる。
親父たちは、いつもしみじみとした顔で、音楽に聴き入り、
感動して、惜しみない拍手を演奏者に与えた。
いつもコンサートは超満員で、立ち見の人も多かった。
私は、この経験から、町に音楽が降りて来てもいいではないかと想うに至った。
なじら家は、スペースが狭いために、限定20名の小さなキャパのコンサートだ。
いつしかこのチケットは、プレミアチケットとなるだろう。
月に一度、山の下で500円で素晴らしい演奏者のコンサートを聴けるのだ。
しかし、そのために演奏者と出会い、契約するための苦労は並々ならぬものがあった。
その苦労も、「楽しかったよ」というお客さんの笑顔で忘れることができるのだ。
クラッシックを町で鳴らす。
ミューズが山の下に降臨する。
原点はいつも「山小屋コンサート」である。
実は、来年は5月まで演奏者との契約はとれそうなのだ。
しかし、今は内緒である。お楽しみに。
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