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  • from: クマさんさん

    2011/01/09 07:12:17

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    2月26日 第四回なじら家コンサート

    音楽って何だろう。
    昨日、みなとタワーで、田中トシユキさんのアコーディオンによる、
    「新春シャンソンショー」コンサートが開催された。
    6階の展望室には、たくさんのお客さんで、びっしりだった。

    田中さんが弾く楽器は、ボタン・アコーディオンで、
    日本でもそうたくさんの人が弾いてはいない楽器だった。
    その音色が実に素敵なのだ。
    演奏された曲は、「白い恋人たち」「パリのめぐり逢い」「風のささやき」等、
    私の年代で、中学生の頃映画を観ていた人には、懐かしい曲ばかりだった。

    その曲を田中さん流にアレンジしながら、田中ワールドの音楽が展開される。
    その心地よく、温かで、美しい音色に、一瞬にして惹きこまれて行く。
    昨年に続いて2回目のコンサートということで、
    田中さんのアコーディオンを聴きたいリターナーの人たちが多いことを感じた。
    年代も60代以上の人たちが大半である。
    その人たちが惚れこみ、聴き入っているその姿にも、私は感動した。

    「感動」だと想う。
    音楽には、たとえ短い時間のコンサートであろうとも、
    そこに集った聴衆の心を動かし、じーんと来るものを感じさせる力が存在する。
    何故か、心が熱くなったり、涙を流したりする。
    それは、年を取って涙もろくなったせいではなく、
    音楽と演奏する人の魂が与えるものだと思っている。
    「共振」とでもいうのだろうか。
    私の中にある何かが、その音と出会い懐かしさや美しさに感じ、
    知らず知らずに惹きこまれて行くのだった。

    音楽は感動だ。演劇も感動だ。感動したいから、人は劇場に来るのだ。
    田中さんの演奏を聴きながら、やっぱりそうだよなぁと改めて想った。
    人は、感動を求めている。
    人は、感動して涙を流したい。
    その「感動」としか呼べない、その心や感性の動きは、
    感動するものと出会わなければ、その存在は私の中で隠されたままだ。

    感動すると、人は涙を流す自分と出会う。
    それが私にとっては、音楽であり、映画であり、演劇だったりする。

    田中さんが、2月26日のなじら家コンサートの演奏者だ。
    私は、この出会いが誇らしく、何だか心から嬉しさを感じている。
    彼とコンサートの後で、なじら家で打ち合わせをした。
    打ち合わせでは、私はプロフィールや音楽に対する想いをインタビューする。
    私より一つ上の先輩だった。あの時代の古町の空気を吸っている。
    60年代から70年代が私たちの青春だった。
    昭和30年代生まれの人とは、妙な親近感と同志感を感ずるのは私だけだろうか。

    このボタンアコーディオンに出会うまでのプロセスをお聴きした。
    凄い話だった。驚くべき人だった。尊敬する人だった。
    私は、お話が楽しくて、興味深くて、愉快で、時間を忘れてしまった。
    そのまま一冊の本にしたら、いろいろな人が彼の生き方から学べるのになぁと想った。
    ここには残念ながら詳しくは書かない。
    ぜひコンサートにいらして欲しい。
    コンサートでは、そんな田中さんの生きた道筋についても語ってもらうつもりだ。

    分かったことがある。
    やっぱり「音楽」が、田中さんのことを選んだのではないかということだ。
    ミューズとは、音楽の女神のことだそうだ。
    その神が、人間には「感動」という人間らしい魂が与えられていることを伝えるために、
    「音楽」があったりするかもしれない。
    しかし、それを伝えられるのは、「魂」と「才能」と「技量」と「運」をもった人だけだろう。
    続けられると言うことは、凄いことなのだ。
    いろいろな状況や、挫折や、苦難の道にありながら、
    田中さんが、音楽一筋に歩いて来たのは、
    やっぱり「音楽」から愛された人だからだろうなぁと、
    私は、勝手に想っていた。違っていたらすみません。

    その後、なじら家2階のコンサートホールで、
    Cさんと二人だけで、田中さんの演奏を聴いた。
    「男と女」「酒とバラの日々」
    何の事前の打ち合わせもなく、譜面もなしで、
    凄い演奏が即興で展開されていった。
    「うーん、凄すぎる。」私は「感動」し、唸ってしまった。

    音楽の女神は、私にはその演奏する技量は与えてはくださらなかった。
    しかし、音楽を心から愛する魂と、音楽を聴く耳と感性とを与えてくださったと信じている。
    そして、想った。
    田中ワールドは、燻銀の一級品の音楽ワールドなのだと。
    26日のコンサートは、私自身が一番楽しみにしている。

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