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from: クマさんさん
2011/01/10 06:47:41
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タイヤとバッテリー
昨日から大雪だ。
今も外からは強い風の音が聞こえて来る。
またこの季節がやってきたのだなぁ。
やっぱり新潟市でも雪国であると改めて思った。
私の車ステップワゴンは、すでに11年間の付き合いだ。
私は、車は快適に走ってくれればそれでいいと思っている。
また、長いお付き合いをすると、相棒のようで手離せなくなってしまう。
愛着があるから、スタイルにこだわらずに乗っている。
その代わり、タイヤが妻のおかげで新品となり、
バッテリーも電圧が落ちたと言うことで、新品になった。
これで後、5年間は乗れる計算だ。
昨日の新潟日報の朝刊に、ニポニポという地域限定のコミュニティー誌が入っていた。
新年第一号の巻頭を飾ったのは、我が東区劇団の集合写真だった。
嬉しかったなぁ。本当にこの個性あふれる人たちがよくぞ集まってくれた感じた。
このニポニポのスタッフが、私の昔からのお友達で、
「川が笑う日」の劇に感動し、この企画のお声がかかった。
人と人との出会いとは、縁がなければ実現しないものなのだ。
ということは、ここで集った私たちは、
それぞれの人生の軌跡の途中で、
舞台を通して交差したから、今があるのだと思った。
その自分が描く人生の軌跡・コースが、ちょっと角度が違ったり、
どこかで違う道を選択していたら、絶対に会うことのなかった人たちだった。
昨日、雪の石山公民館で、今年初めての劇の練習があった。
脚本が完成し、それぞれの役が決定し、スタートを切ることができた。
練習の様子を観ていると、本当に上手いなぁと感心することもある。
個性をぎらぎらと発揮していたり、台詞に想いがしっかりとこめられていたり、
絶えず、稽古の中では切磋琢磨、常在舞台、創意工夫の繰り返しだった。
私は、想像の中でこの物語を紡いで来た。
台詞にしろ、場の役者さんたちのからみにしろ、
それは想像の中だけでの舞台だった。
しかし、こうしてその台詞に命が吹きこまれ、
役者さんたちが演ずることで、
やっとそのイメージは現実となり、
私の手を離れてそれぞれの役が、人としてこの世に生き始めるのだった。
脚本だけの役名が、今は姿形を持ち、人としてこの世界で存在を始める。
そう話すか。そう動くか。やっぱりそうするだろうなぁ。
稽古を付けられながら、少しずつ肉付けされて行く人物像を観ることの楽しみは、
脚本家冥利に尽きる気がする。
ここまで来るまでは私の責任であり、とても難儀な日々なのだ。
しかし、こうしてこの本が私の手を離れ、
役者さんと演出家の手に渡った時から、
私にとっては、新鮮な感動と興奮の連続となっていく。
演劇は、人が創るもの。
稽古を観ながら、笑い、唸り、感心して、
私は、この劇凄いものになると予感した。
演劇とも、長いお付き合いをしたいものだと思っている。
大切なことは、どれだけ愛着があるかということだ。
ここで出会った人たちと、ここで創りだされている劇の世界に、
そしてこれからも出会うであろうたくさんの人たちに。
「やっぱり演劇は面白い。」
その感激がある限り、続けたいと願っている。
時には、タイヤを新品にし、バッテリーの交換をしながら。
追伸:タイヤ・・・新作に挑戦する・進化する作品にする
バッテリー・・・エナジーをチャージする。己で活性化を図る。挑戦する意欲を持ち続ける。-
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