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from: クマさんさん
2011/05/12 05:54:38
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会話ができない親父
次男とあまり話しができない。
彼が、どうも私のことを拒否しているみたいだからだ。
それは私の気のせいなのかもしれないが、
こちらから気軽にアプローチがしずらいことは確かなのだ。
朝は起きて来た次男には挨拶をする。
「うん」とか「おはょ・・」とか、小さな声で返事は返る。
しかし、面倒だとばかりの声だった。
洗面所でバッテングすることがある。
彼は黙って鏡を見ながらドライヤーをかけている。
髪ははやりなのか、ぼさぼさに立たせている。
「父さんにも使わせてくれ」と言うと、
「あーん」と言うだけで、ドライヤーをかけている。
朝食は、私が遅くなったおかげで、家族全員で食べている。
父と母は、次男に合わせてテーブルにつくようにしてくれている。
「お母さん・・・」用事があるのは妻だけだ。
彼女はせっせと彼のために働くことを新たな生き甲斐としている。
彼女はくじ引きで高校の役員に選ばれた。
今週の土曜日は一日高校でのPTAの会合だそうだ。
次男は駅まで自転車で行く。
私が部屋で支度しているうちに、行ってしまう。
「行ってらっしゃい」の握手も出来ない日が多くなった。
それでも、送れる日は家族全員で、
「行ってらっしゃい」「気をつけて」と大きな声で送りだす。
そんな時は、平安をつくづく感ずる。
何か言ってやりたい。
もっといろいろと話したい。
教えてやりたいこともたくさんある。
しかし、余計なお世話なのだとも想い、遠慮している。
しかし、私自身の高校時代を考えると、何も言えないことも感ずる。
次男は高校のサッカー部に所属し、1年生でFWの先発メンバーだ。
先日の試合では1得点を決めた。
そして、チームは県大会出場が決定した。
彼は、彼として、彼なりの人生を生きているのだ。
いい加減に生きて来た私に、言うことは無いのかもしれない。
「手をかける」「言葉をかける」「見守る」子育ての時期があると言う。
今は、祈りをもって見守る時期なのだと、自分に言い聞かせている。
コミュニケーションを上手くとれない親父だと思う。
毎晩、何から話そうかなぁとあれこれ考えつつも、
交わした言葉が、「あーーん」「うーーん」なのだ。
さて、入学してから一カ月が過ぎた。
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