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from: クマさんさん
2011/05/24 05:48:07
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一日一日
母の具合がよくないようだ。
85歳で、昨年胃癌の手術を受けた。
それは年相応に体力が落ちるとは思うが、
最近ぐっと体力が落ちて来たような気がする。
体重は、また減っていた。
気力では誰にも負けない母は、炬燵の中で元気がなかった。
肩や背中がそれこそげっそりと痩せていた。
夕食のための山ノ下市場への買い物や、
天ぷらを揚げることはしていてくれる。
だが、元気な声が聞こえないのだ。
父と向かい合って俯いて座っている。
テレビを観ながら横になっている。
座っているのも難儀なようだ。
「5月に入ってから、体が少しだるいんだよね。」と言っていた。
食欲も少し落ちいるらしい。
そんな体の変化がある中で、
児玉清氏の訃報を知った。
同じ胃癌の母は、少なからぬショックを受けた。
児玉氏は、手術ができないくらい進行していたようだ。
母は、早期ということで摘出はできた。
そのことを母に言っても、やはり自分の体の状態から心配は尽きないらしい。
「どうにもしてやれない。」
「日々平安でありたい。」
「優しさが一番の薬なんだ。」
母も、私たちも、この生活を一日一日貴重な一日と想い生活している。
本当は誰にとっても一日は貴重な一日だったのに、
生かされていることを忘れ、不平不満で生きることが多いようだ。
しかし、あの震災にあい、家族を失った人たちにとって、
家族と共に暮らした日々は、
とてもとてもかけがえのない大切な思い出となっているはずだ。
生きている間に、そのことに気づこう。
一日一日。
別れは必ず来るのだから。
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