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親父たちよ

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  • from: クマさんさん

    2011/05/25 05:54:06

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    言葉を伝えること

    昨夜は、次の公演のための脚本の第2稿を書いていた。
    いろいろとアイデアをもらう中で、
    伏線を付け、整合性をつけ、ドラマとして盛り上げて行く。
    登場人物の台詞一つで、その人物の性格と生き方が見えて来る。
    台詞だけをつなげても、小さなドラマはできあがる。
    いかに語る言葉が、心や想いを伝えるか、
    そのことはこうして脚本を書いているとよく分かる。

    言葉とは、想いや願いを伝えるものだ。
    その想いと願いとをもって言葉は相手に伝えているだろうか。
    2年前の劇団のワークショップで、私はそのことを教えられた。
    「ありがとう。」をどんな気持ちを込めて言っているかである。
    「お疲れ様。」を何を感じて相手に伝えているかである。
    不思議なことだが、語る人には言葉にすぎなくとも、
    受け取る人には、言葉と共に相手の心が伝わって来るのである。

    「ありがとう」と心から想って言う場合と、
    ただ儀礼的に言う場合とでは、「ありがとう」の重みが違うのだ。
    「お疲れ様」の言葉でも、相手が心から想っている場合と、
    ただの挨拶では、これまた感じ方が違うのだ。
    「言霊」とはよく言ったもので、
    言葉には、話す人の魂がのりうつっている。

    書いては、消し。
    付けくわえては、また削り。
    残すべきものだけを残す作業をしていると、
    私たちの日常生活の舞台でも、
    やはり人生の役者である私は、
    この脚本を書く作業のようにして、
    言葉を選び、言葉を吟味して、
    想いと願いをもって、相手に届けることが大切なのだとしみじみと想った。

    ぞんざいに使わず。
    無駄に語らず。
    聞く人の心がほっとする温かな言葉こそ、
    人と人とのかかわりの中では大切なことなのだと、改めて学んだ。
    家族とは、かけられた言葉の思い出の中に存在しているのではないだろうか。

    脱原発。
    2号機・3号機もメルトダウン。
    そんな情報を二カ月後に発表する。
    まるで嘘つきの幼児のようなものだ。
    今なら言ってもお母さんには怒られないだろう。

    チェルノブイリ以上の事故であることが明らかになった。
    ということは、今後の展開はチェルノブイリと同じかそれ以上のプロセスが想定される。
    もっともっと恐ろしい事実は分かっているのに、
    その事実の発表は10年後なのかもしれない。

    言葉とは、こういう時は、便利な道具なのだ。
    人を騙すためにも、この言葉は巧みに使われるのだ。
    今回の脚本では、その二つの立場の言葉がドラマを創っている。

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