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from: クマさんさん
2011/10/26 05:39:18
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とうとうこの日が
頭痛が三日間続いた。
後頭部が時折首の辺りから上に向かって締め付けられる。
思考停止とお話し停止。
手足の痺れはないが、何とも言えぬ違和感がある。
ちょっと待てよ。これって脳梗塞・・・・。
どきどきとしていた。しかし、休むわけにもいかなかった。
何よりもこの間、飲み会が存在していたことには恐れ入った。
それでも、私は飲んでいたのだ。
しかし、やはり失ってしまうことに大きな不安があった。
もし脳梗塞ならば、後遺症の残らぬ軽いうちにと考え、内科を受診した。
症状を語り、脳梗塞への不安を語った。
「血圧ですね。」「高血圧が原因ですよ。」「脳梗塞ではありません。」
医師からは、嬉しいような悲しいようなお話を聞かされた。
この一年間、140代のまま下がらなくなっている。
献血もお断り状態なのだった。
学会の基準が変わり、140代以上は高血圧と診断され、加療の対象となったそうだ。
血圧を下げる薬を飲む。それだけでも、私にとってはショックだった。
人間ドックの結果を見て一言。
「54歳。観念する年ですね。」と言われた。
全ての再検査の原因は、アルコールだったからだ。
「やめろとは言いません。週に一二回休肝日を作りましょう。」
その後20分間ベットで安静にしてから採血をした。
「尿からたんぱくも出ていますね。慢性の腎臓病の可能性があります。」とのこと。
これでもかこれでもかと次々と出される病名に、私は辟易してしまった。
年齢が高くなると、今までの生活のままではリスクが大きい。
アルコールとメタボが原因であること。
このままだと三大成人病まっしぐらであること。
肝臓の機能が回復すると、体に起こっているアクシデントは解消されること。
「クマさん、今、発見されてよかったと思いますよ。」と、医師は笑顔だった。
つまり、これが「引導」を渡された瞬間だった。
血圧を下げる薬を飲む。
週に一日は休肝日を作る。
食事に気をつけて、運動を続ける。
それが、私が寿命を延ばすためのパスポートになるのだそうだ。
もし、そうしなかった場合、心筋梗塞・脳梗塞等の突然死のリスクが何倍も高くなる。
ある日、ある時、「うっ。」でこの世とお別れをする。
または、後遺症で寝たきりの生活となる。
さてさて、やっぱり最後は「酒」だった・・・・。
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