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from: クマさんさん
2011/11/20 09:59:58
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走るということ
昨日の朝は、自宅からりゅうと大橋を渡り、昭和大橋にタッチして帰って来た。
往復10キロ?の道程だ。
酒がやや体に残り、重たい体だったが、酒を抜くためにもトレーニングした。
Hさんは、寺地の自宅から万代橋まで往復15キロを走っている。
それも仕事から帰って、晩飯を食べてからだそうだ。
2時間かけるランニングに、
私は何かトレーニングというよりか、禅僧の修行のような気がしている。
その継続するプロセスの中で、獲得したみのがHさんには残される。
走るとは、消費することではになく、獲得することなのだ。
久しぶりにやすらぎ堤を走った。
芝の感触が気持ちよかった。
何よりも大河信濃川を横目にして走ることは、快感だった。
新潟市の中心部をこの大河がゆうゆうと流れている。
近づくと川は確かに海に向かってゆっくりと、着実に流れていた。
けっしてこの流れは逆流することはないのだ。
私たちは知らぬ間に、幼い頃からこの信濃川に育てられてきたのかも知れない。
私の青春の思い出の風景には、この川が存在していた。
今はその場所にないが、新潟明訓高校が私の母校なのだ。
折り返して万代橋に向けて走っていたら、
高校時代のマラソン大会を思い出した。
このコースを万代橋を折り返しにして走っていたのだ。
「もっと真面目に生きればいかったなあ。」
そんなことをぼつんとつぶやいた。
今朝は小雨の中を走った。
止むに止まれず走ってしまう。性分とはそんなものだ。
やっぱりお地蔵さんにお祈りしたくなった。
だから、赤道・火力発電コースを選ぶ。
お地蔵さんは、今朝も微笑み、私のことを待っていてくれた。
家族のこと。子どもたちのこと。そして人類の平和のこと。
今日一日だけのことを、無心でお願いする。
不思議と心が落ち着くのだ。
さて、帰り道は、山ノ下市場へショートカットする。
高野だんご屋さんで、いちご大福・醤油だんご・つばき餅・豆餅を買う。
家族へのお土産である。
今朝は、ひょんなことから揚げもの屋さんに目が止まった。
80歳近くのお婆ちゃんが、天ぷらやおからを作って売っている。
お客さんもご老人だ。
私はコロッケ50円2個とメンチ60円1個を買った。
走るからこそ出会える風景があり、出会える人がいる。
短パン姿の私に、だんご屋さんの女将さんが、「若いねえ。」と笑顔で声をかけてくれた。
古泉酒屋も開店していた。
隣りの花屋さんも朝が早い。
私が走ると獲得するのは、苦い青春の思い出であり、団子と餅とコロッケでった。
しかし、Hさんも、私も、今は走ることが「今日を生きること」になっている。
何故、走るのか。
そこに道があるからだろうか。
Hさんの答えを聞きたい。
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