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親父たちよ

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  • from: クマさんさん

    2011/11/23 07:37:45

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    差別と偏見について

    差別と偏見について考えた。
    どうして人は、人を差別したり、偏見の眼差しで見るのであろうか?
    「みんながそうするから、自分もそうする。」
    「よく分からないけれども、そんな気がするからそうする。」
    傍観者でありながら、人はそんな雰囲気に巻き込まれてしまい、
    差別や偏見を持つのではないだろうか。

    声高に差別的な発言をする人を見ることがある。
    「あの人は、駄目だ。」
    「あの人を嫌いだ。」
    そんな発言がいかに相手の心を傷つけるかその人は関知しないことだった。
    発言には、聞き手が必ずいる。
    その聞き手は、その発言を否定はしないだろう。

    水俣病患者さんに向けた嫌がらせや、デマがあった。
    「病気でもないのに金が欲しいから裁判している。」
    「水俣病は人にうつる奇病だ。」
    神経の麻痺から来る障がいのために苦しみ、仕事を失い、
    悲惨な生活を余儀なくされた人たちに、
    世の中の心ない人たちは、そんな酷い言葉を浴びせたそうだ。
    ここにも、人が人を差別してしまうどうしょうもなさが現われている。

    生まれた地域で差別される人たちがいる。
    その地域に生まれたから。親がその地域の出身者だから。
    それがどうしたと言いたいが、
    そのことをあたかもその人の人格を否定するかのようにとらえてね
    結婚や就職で差別する人々がこの日本にはまだまだ存在している。
    それは、歴史が作り出した偏見でしかないのに、
    人権侵害がずっとずっとこの世の中では行われて来た。

    ハンセン氏病患者さんのことを知っているだろうか。
    法律によってその人たちの人権は剥奪され、
    強制的に病院に収容され、世の中から隔離され、一生死ぬまでここを出られないのだ。
    家族に会うことも出来ない。父や母の葬式にも出れない。故郷に帰ることすらできなかった。
    感染するから。
    本当はそんなのは嘘だったのだが、世の中の人はそう信じ、疑わなかった。
    「砂の器」という映画を観るとその悲惨な人生がよく分かる。

    さて、世の中からいじめや差別をなくすためにはどうしたらよいのでしょうか?
    そんな問いを60代〜70代の人たちに投げかけた。
    すると、やっぱり大先輩たちの経験で身に付けた知恵は素晴らしいものだと改めて感じた。

    まず、差別は、相手のことを知らない(無知)から生まれるということだ。
    変な人だなぁ。おかしなことをするなぁ。
    そんな憶測や勝手な判断から、偏見が自然に生まれる。
    しかし、よく事情を知れば、障がいがあったり、病気であったりと、それぞれに訳はある。
    まず、正しく相手を理解することだ。

    次に、想像力と感受性である。
    「思いやりをもつ」とは、相手の立場になって考えて行動するということだる
    しかし、相手の心の痛みや辛さを想像し、感受することが出来ないならば、
    思いやりとは、存在しないのだ。
    「人には思いやりを持ちなさい。」と言っている本人が、
    その相手の痛みに対しての感受性や想像力をもたなかったりする。
    私も自戒している。

    次に、強さだと発言した人がいた。
    例えば、「優」という漢字だ。
    「すぐれる」「まさる」という強く、優秀な人と読める。
    また、「やさしい」人とも読める字だ。
    人は本当に強く、逞しく生きるために勉強するのだ。
    そうして自分自身を鍛えて自分自身を強くする。
    しかし、その強さは暴力や権力の強さではなく、
    「勇気」なのだと、その人が語ってくれた。
    「勇気のある子」になれ。「勇気のある人」になれ。
    その勇気が、きっと差別や偏見をぶち壊してくれるはずだからだ。

    最後に、こんな話が出された。
    子どもたちにはいじめをするなと言うが、
    大人の社会にはいじめはないのだろうかと。
    子どもたちは、大人たちを見て育っている。
    ある人が講演会でこう語っていた。
    「人権意識のない親に育てられた子と、
    人権意識をもっている親に育てられた子。違いますよね。」
    大人たちがしているように、子どもたちはしているだけなのだ。

    お母さんたちが集まって、ある人の噂話をしている。
    大人たちが集まって、ある人の悪口を言っている。
    風評被害に苦しむ人たちがいるのに、その風評を信じて買わない。
    ちらちらと見え隠れする差別と偏見の姿を、
    子どもたちはちゃんと察知して、その通りにしている。

    まず、大人たちからですね。
    結論は、ここだった。
    その講師の人が言った。
    「感動したら、動いて下さい。私のように行動して下さい。」と。

    私の中の差別と偏見の眼差し。
    まず、勇気をもってそれを退治することから始めねばならないと感じた。
    地上の世の中、課題は山積されている。
    アンダーグラウンドは、静かで平安なのだろうなぁ。

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