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from: クマさんさん
2012/04/05 05:50:20
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思いしか伝わらない
昨日、突然に長男が帰って来た。
部屋の灯りがついていたので、帰ってきたことが私にも分かった。
バイトが忙しい日々のようだ。
新潟駅前のレストランに通うための交通費だけでも大変だと言っていた。
それでも頑張って続けていた。
彼なりの目標があるようだ。
会話の一つ一つに大人になったことを感じた。
母に会いに来たらしい。
だから、こんな荒れた日に帰宅したのだ。
何も言わない。ただ顔を見せる。小づかいをもらう。
挨拶をする。
そんな何気ないかかわりに、母もとても嬉しそうだった。
簡単なことだった。
一緒に居ることがとても嬉しくて、楽しいよ。
それは、黙っていても相手には伝わるものだ。
言葉ではなく、言葉以上のものは、相手は感じているものだった。
家族とは、そこで繋がっている人たちなのだ。
次男は、黙って長男の横で食事をしていた。
彼は、どんな気持ちで食事をしているのだろうか。
妻はしきりに長男に声をかけ、笑顔であれやこれやと話しかけている。
次男は、それを横目で見ながら何も言わない。
私は、かえって彼に余計なことを話しかけていた。
それはそれできっと煩く思われたのだろう。
母は、昨日診察があった。
S先生は、東京行きが中止になったことを残念に思ってくれたそうだ。
先生に東京行きを覚えてもらったことは、
母にとっては、やっぱりありがたいことだと感じた。
思いしか伝わらない。
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