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from: クマさんさん
2012/04/09 05:53:56
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話せるということ
母が元気がない。
炬燵に入って寝ていることが多くなった。
いないなぁと父に聞くと、布団で寝ていることもあった。
インフルエンザから体のだるさが増していた。
その難儀さで、体を起こしていられなくなっていた。
小さくなったなぁと、感ずる。
何よりも痩せて来た。
体がしぼむという表現がふさわしい。
何も私はしてあげることはできなかった。
今、この時期に私がすべきことは何なのか、
教えてもらいたいと思っている。
日々、日々、時間は過ぎ去って行く。
私の目の前でどうにもならないことが進行している。
実に無力なものである。
その無力感を感じつつ、少しでも母の傍にいようとしていた。
すると母は、必ず昔の話を聞かせてくれた。
その話は、何度も聴いた話であり、懐かしい話であり、初めて聴く話しでもあった。
話を聴けるということは、生活しているということなのだ。
話せるということは、傍に生きているということなのだ。
話せることのありがたさ。
そんなことをひしひしと感じた。
父と母との日曜日は、
「NHKの喉自慢」から「新婚さんいらっしゃい」。
そして、「アタック24」が定番だった。
日曜日の午後には、いつも歌声が流れ、笑いが聴こえ、アタックの声がした。
そんな定番の日曜日も忘れまいと思っている。
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