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親父たちよ

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  • from: クマさんさん

    2012/04/17 05:40:14

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    新潟ロードレース

    15日に新潟ロードレースに参加した。
    晴れて暖かな日だったので助かった。
    この時期、トレーニングが十分でなく、体重も重いので、
    このレースへの参加は、ずっと諦めていた。
    しかし、演劇の公演の関係で、「新潟マラソン」に出られなくなった。
    やっぱり走りたいからと思い、参戦した。

    10㎞を走り切るには、前半の走りが肝心だった。
    スタートしてから、やすらぎ堤を走り、万代橋にかけては、
    はやる心を抑えながら、体の声を聴きながら、
    自分の走りができるようになるまで、抑えに抑えて走った。
    どんどん後続のランナーには追いこされて行く。
    それは、それでよしなのだ。

    柳都大橋を渡り朱鷺メッセの折り返し点に辿り着いた時、
    すでにランナーの列はみなとぴに向かい、
    大勢のランナーが折り返して来ていた。
    私の後ろには残されたランナーだけが走っていた。
    最下位集団であったと思う。
    このレースに参加する人たちは、60分を切るのは当たり前なのだろう。

    しかし、ここからだった。
    シフトレバーをトップに入れて、ギァをチェンジした。
    目標は、ラスト5㎞を30分である。
    柳都大橋を渡り直して、対岸を走る辺りから、
    私は次々と落ちて来るランナーを追い越し始めた。
    すると、突然私の名を呼ぶ子どもの声が聴こえた。
    わざわざ私のために母と兄とで応援に来てくれたSさんだった。
    私はそこでさらに力が増して行くのを感じた。

    走ることは、人生だった。
    それは、居ても居なくてもいい人は、居ていいのだという位置からのスタートだった。
    欲はない。無理はしない。ゆっくりと走る。
    私は54歳でその生き方の味わいを分かるようになってきた。
    「がんばらなくていいんだて」と医師の鎌田さんも語っている。
    がんばらない生き方も、年相応に人間らしい生き方だと感じている。

    しかし、余力の中で何かに向かって燃え尽きることも必要なのだとも思っている。
    目標を設定して、「ロック、オン」したら、
    その短い期間だけでも突き進んでみることも生き方の楽しさだと思う。
    一年間のこの時、あの時と、自分なりにチャレンジする目標は、
    確かに毎年設定している。
    その時は、突き進むだけである。

    そして、最後にトラックを本当に苦しい息を吐きながら、突っ走る。
    ゴールがだんだん近づいて来る。
    あそこを越えれば、この走りは終わるのだ。
    そして、ゴールをした途端、言葉にできない感動に襲われる。
    1時間5分33秒の旅だった。

    後半は、ぴったり30分ペースで走り切った。
    緩急と応援してくれる人が、やっぱり人生には必要なのだ。
    そして、そのレースを一緒に走ってくれる人がいたら、最高の幸せなのだ。

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