４時半に夜明けと共に目が覚める。
１１時に寝た記憶がある。
また睡眠不足の日々が続きそうだ。

本を読んだ。「魂にふれる」だった。
「夜と霧」は昨夜読み終わった。
何とも言えない感慨があった。魂で繋がる。
今、自分が気づこうとしていたことが、ここに書かれたいた。
それはある意味必然的な驚きだった。

そしたら、「洗濯物が山ほどある」ことを妻に告げられた。
それは、「本なんか読んでいる場合ではありません」ということだった。
私は、しおりを挟んで本閉じた。
「悲愛」について魂で受けとめ、考えていた世界から、
洗濯物をたたむ現実へと連れ戻された。
「夜のうちに言ってくれよな」とも腹も立ったが、やるしかなかった。
洗濯物をたたむうちに、無心になる。
ついでにモーッアルトのクラリネット協奏曲を聴いていた。

次に、洗濯機の中から洗濯物を取り出して、一度はたたむ。
それから、ベランダに行き、朝日を浴びながら洗濯物を干した。
時計を見て、目標のタイムを決めた。
６時まで終わったら、走る時間を作ろうと考えたからだ。
晴れたら、走る。
晴れたら、６時11分にはお地蔵様でお祈りをする。

私は、走った。それでもやっぱり走った。
お地蔵様では、教えられたとおりにやってみた。
「お願いはしない。」そんなことはとうにお地蔵様は分かってらっしゃる。
「黙ってお地蔵様の声を聴く。」そうだったのだ、祈りとは聴くことなのだ。

さて、帰って来てからは、ビニルゴミのゴミ捨てに向かう。
そして、寸暇を惜しんで、この掲示板を書いている。
これから布団を上げて、シャワーを浴びて、食事をして、茶碗を洗う。

たった目覚めてから２時間と少々。
人間いろいろとできるものである。
今日はバスだから、早目の出勤だ。