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from: クマさんさん
2012/05/16 05:51:10
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妻の手術
昨日から、生活が一変した。
こんな日が来ようとは想像すらしていなかった。
妻が左手の手術のために入院した。
昨日は病院に付き添い、一日病室だった。
5時から医師の手術の説明があった。
なかなか大変な手術のようだった。
リュウマチのため、左手の骨が小指側に流れ、
そのために各指を動かす腱が切れているのだそうだ。
そのために掌側の指を曲げる腱を移動させ、
そこにつなげると言う難しい手術だった。
全身麻酔で手術は行われる。
今日の9時から開始される。
私は、8時前には病室に到着する。
彼女はどんな気持ちでこの朝を迎えたことだろう。
そのおかげなのか、母が気丈にも元気を出している。
あれだけ難儀だと言って寝ていた母は、家族の緊急事態に立ちあがり、
使命感を感じて動き出している。
人は、予想を越え、想像を超越する存在なのだ。
母と父の世話をしなければならないと思っていた私だったが、
その母が私を支えてくれていた。
祈りを通して、それは向こうの世界から送られてくる力なのだと信じている。
次男が、何も言わず、ただ淡々と現状を受け入れている。
妻の弁当が無いために、彼は毎日お弁当を買うことになった。
今週はテスト期間だが、何も言わずにテレビを観ていた。
特に喋る男ではないために、私との会話も無いけれど、
妻のことを彼はやはり彼なりに気にしているはずである。
そうした現実の中で、生き抜くためには、やはり祈りしかないと思っている。
私にできることはそれだけなのだ。
傍に居るだけ。言葉をかけるだけ。大丈夫と言い、祈るだけ。
家族に起こるさまざまな現実の困難に対しては、無力なものだ。
しかし、それはできるのだから、それをしようと私は思う。
在る意味それは、私にとっての大きな決断でもあった。
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