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from: クマさんさん
2012/05/20 06:02:12
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大山台奇跡のコンサート
昨日の午後、大山台でホーム主催の「ほのぼのコンサート」があった。
何とこのステージからは、港町新潟が一望される最高のロケーションだった。
土を持った台には雑草が茂っていた。
バックには新日本海フェリーに、山ノ下タワーが見える。
胸がすく景色とはこの景色を言うのだ。
ここでコンサートをやると決断した所長さんに拍手だった。
開始5分前頃からお客さんが集まり始めた。
心配していた集客も、いつの間にか用意した椅子が足りなくなっていた。
ご近所だけでなく、山ノ下通信の効果があり、
遠路からもおいでいただけたようだった。
ホームのベランダからは車椅子で鑑賞するお年寄りたちがたくさんいた。
みんなで音楽を待っている。
その姿に何だか感動だった。
小川さんの津軽三味線の響きは、青空と港町にはぴったりだった。
朗朗と響き渡る太棹の音が、ここが津軽だと言っているようだった。
音を身体で体感し、景色と共に体感する。
ワイルドなステージは、音楽そのものが景色に溶け込み、
その景色のまま、聴く人の心深く響くものだった。
五十嵐さんのサックスと、品田さんのピアノ。
二人は青空をバックにシルエットで写しだされた。
リリシズム溢れ、いつもいつも魂の悲しみや懐かしさに触れる演奏だった。
自然と涙が流れる。
五十嵐さんの音楽には、聴く人の魂に触れ、何かを語る力があった。
お年寄りたちばかりのお客さんだったが、
真剣に音楽に向かい、感動して集中して音楽と出会っていることがよく分かった。
音楽を待っていた人たち。
私は、百名以上集まったお年寄りたちを見て、そう感じた。
そして、その人たちの心を一つにする音楽の奇跡の力を改めて感じた。
音楽を心待ちに待つ人が町には居る。
魂の震えるような音楽を演奏したい人も町には居る。
そうしたら、その人たちを出会わせ、
素晴らしいコンサートを町で開催しようとする人が町に居ればよいのだった。
今回は、そんな想いが重なり、実現した奇跡のコンサートだったと思う。
「山ノ下って、やりたいことが何でもできる町らね。」
スタッフのSさんが語っていた。
確かにこんなに熱く、どんな夢でも実現する可能性をもっている町はそうないと思っている。
それは、「やろう会」での仲間の絆がしっかりと生きているからである。
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