サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。
-
from: クマさんさん
2012/07/19 08:56:24
icon
想うことで大事と出会う
私はいつも想うことがある。
思うことを通して、その人と出会う。
想うとは不思議なことで、想っているとそれだけの私になってしまう。
「魂にふれる」を読み返している。
本当にゆっくりと、ゆっとりと、一つ一つの言葉の意味を体験しながら、
だから、全然先には進まなかった。
言葉を読むことで、私は確認できたことが多かった。
私たちは見える世界だけで生きていると勘違いしているのだ。
私は、改めてこの言葉に出会い、そのことに気づいた。
見えない世界こそ実在する世界であり、
存在する世界は、いつかは儚く消えていき世界なのではないだろうか。
私たちは、自分の中に魂があると思っているが、
本当は私たちは、魂の中に居て、魂により包まれていたのだということ。
言葉は、この宇宙が誕生した時からそこにあり、想い出され、発見されることを待っていたのだ。
つまり、目には見えないが実存する空気のようにして、
私たちは、謎と呼ばれる魂を呼吸し、その世界とは生きながら繋がっているのだ。
私には、見えなかったし、聴こえなかったが、実は、何かを感じていたのだ。
それは、海を見た時や、空を見た時、森の中でブナの巨木を見た時、風の中に居た時、
私は、確かに胸の中で、何かの呼びかけを聴いていたはずだった。
そこに在る何かの呼びかけは、実は全ての人に同じように、平等に与えられているのだった。
今、こうして、ここに、居るだけでも、
遠くで雀の鳴き声が聴こえる。
私がここで語りかけている者は、そこに居て、私の言葉を聴いている。
しかし、この言葉こそ、そこに在る言葉で、私はただその言葉を言葉にしたに過ぎないのだ。
言葉は、在った。
言葉は、在る。
言葉は、在り続ける。
その言葉が、大事なのだ。
現代の人たちは、心の虚しさから、その真実なる言葉を心から求めているのではないだろうか。
言葉は、愛である。
言葉は、原点である。
言葉は、出逢いである。
「大事」という言葉の深さを感じている。
私は、いったい何を大事にしているだろうか。
「あなたのことが、とても大事です。」
「大事と想われていることが、とても大事です。」
そんな会話をしたことがある。
大事なことがある。
そのことだけを想って生きればいいのかもしれない。
すると、たくさんの大事ではないことが消えて行く。
すっきりとして、余計なことは想わなくなる。
大事だけで、生きればいいんだ。
訳の分からない文になってしまったが、
見えない世界からの呼びかけは、私にとってはコトバによる呼びかけだった。
そのコトバを、私はここに言葉として書き記している。
言葉は在るのだが、私が書き記すことでコトバがこの世に現われる。
ただし、このコトバが私の日記のように誰の目にも触れなければ、
それはこの世に現われた言葉ではないのだ。
コトバは、他者に受け取られることで、初めてことばとしての役割や使命を果たす。
私は、在る意味、口述筆記者となればよいのだ。
そのコトバと出会い、そのコトバに感動して、
そのコトバが私の中にも存在していたことを想起したなら、
そのコトバを、ここで、こうして、書き記し、伝えて行けばよいのだと思った。
私は、ある人をとてもとても大事に、いつもいつも想っている。
その人を大事に想う想いの中から、私は多くのことを学ばせてもらった。
ある人をひたすら想い続ける。
私は、想うことこそ人間なのではないかと、思うようになってきた。
想いが深ければ深いほど、私の魂は深くなる。
そして、この見えない世界でその人と繋がる位置は、
あの海の底の底のように計り知れないほど深遠になって来るのである。
想いを深めて行けば、いずれその地に到達する。
そしたら、実はみんな一つだったことが分かり、
自分もその中の一つなのだと腑に落ちるかもしれない。
願わくば、その人も想いを深める途上で道に迷わないことを祈っている。
コメント: 全0件