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親父たちよ

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  • from: クマさんさん

    2013/01/25 06:38:41

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    深さに還える

    今朝は、この雨なので走らない。
    だから、朝は寝床でゆっくりと本を読んでいた。
    池田晶子さんの本は、ページがいつまでたつても進まない本だ。
    本当に一冊の本を読み終わるのに時間がかかる。
    そして、何を語ってくれているのか、さっぱり分からないことが多い。
    それでもこの本にしがみついているのは、
    きっと私が池田晶子さんを好きだからだと想った。

    池田さんが哲学会の大長老や大先輩について語っている文章がある。
    好きなのだ。感動なのだ。お慕い申しているのだ。それは、愛でもあった。
    私にとっての池田さんは、そうした存在になっているのかもしれなかった。

    本日は、こんな言葉に出会えた。
    「人がふさわしい魂を相手に得て、その中に言葉を知とともに蒔いて植え付けるとき、
     その言葉のもつ種子からは、また新たな言葉が別の新たな心の内に生まれ、
     つねにそのいのちを不断に保つことができるのだ。」
                               『パイドロス』 プラトン

    「僕は何も知らない。だから知りたい。
     それが僕にとっての善く生きるということなのです。」

    そんな深いところから生まれてきた命ある言葉を、
    私もこの魂に蒔いてもらいたいと願っている。

    こういう人間も存在している。
    だからこそ、私が私とて生きるためには、
    深いところで永遠に変わらずに存在し続けてきた「イデア」である言葉が必要なのである。
    人を見てはいけない。
    人を見ていると、あたかもそれだけが真実のように錯覚し、
    そうしなければいけないと思う自分になってしまうからだ。

    世の中はどうであろうと構わないのだ。
    社会とは、明日にはまた違ったことを言うものなのだ。
    それは、やっぱり海の波であり、この大雨の天気のようなものだと思う。
    変わってしまうものに己を託して、
    あたかもそうしなければ人間ではないと言う愚かさからは離れた位置で生きたいと思う。
    どんなに荒れていたとしても海の底は、静かなる世界なのだ。
    どんなに嵐が来ようとも、この雨雲の上には温かなお日様と青空とは存在するのだ。

    深さとは、その静かさのことだ。
    深さとは、そのお日様のような温かさのことだ。
    深さとは、ずっとずっとそのまんまに有り続けている「何か」が在ることなのだ。
    深さは、深さ故に変わらないものなのだ。

    その深さを知ることが、知るという喜びであり、より善く生きるということなのだ。

    私は、その深さで出会った友がいる。
    その友たちとは、生きるとは何かと語り合う。

    私は、池田晶子さんに恋をしているのかもしれない。
    願わくば、池田さんにその深さで語り合える独りとして認めてもらいたいものだ。

    日々、酷い逆風の中に生きている。
    そんな時は、やっぱりその深さに還り、心を閑かに沈めたいと思っている。

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