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from: クマさんさん
2013/05/13 14:58:59
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愚かな人こそ
役に立っていない日々。
人から必要ともされていない日々。
居ても居なくてもいいような日々。
それでも、人は今日一日を生きていかねばならないんだなぁ。
生きていくということは、本当はそんなにだいそれたことではなかったのだ。
雲がただ流れるように。
風がただ吹くように。
お日様がただ光り、月がただ明るいように。
なんとなくなんとなく時間が過ぎていければ、それでいいのかもしれない。
何だか私たちは、そうしなければならないと教えられ、
世の中はそういうものだと諭され、
みんなが訳もなく追いかけているものを、追いかけていないと不安なようで、
やっぱり自分も時間に使われ、何かに使われて生きていたのではないだろうか。
こうしてまるで時間が止まってでもいるかの生活をして、
さて、これから何をしようかと、ぼんやりと考え、
やっぱり形に残る何か建設的なことをしなくてはと焦り、
どうも心穏やかにじっとしていられない私は、
やっぱりどこか建設的なことをやらねばと、何かをしだす。
やることで、何かを作ることでの満足を得ようとする。
でも、何もやらなくても満足するのではないだろうか。
わざわざ忙しくしなくても、わざわざ焦ってあくせくと動き回らなくても、
ここに居るだけで、人は心を落ち着けられないものなのだろうか。
目に見えるものだけに追い掛け回され、
いつの間にかいろいろな人たちと比べられて、
誰がどれだけ幸せなのかと周りを見渡し、
やっぱり自分はあんまりにもちっぽけなものだと悲しくなったりする。
でも、本当にそうなのだろうか。
「どんぐりと山猫」の世界ではないだろうか。
人は、人。自分は、自分。
その違う生き方をできる人こそ、偉い人ではないのであろうかと、
もっともっと小さな頃から教えられるべきだったと何だか悔しい。
だから、このようにして時間の中にぷかぷかと浮かぶだけだが、
無為にして、愚かなる日々ではあるが、
それはそれとして楽しめる生き方を、もっと人はすべきなのではないだろうか。
私をキャパを超える仕事だった。
私はその仕事に追い詰められた。
人は、どんなことをしてでもその仕事の責任は全うしなければならない。
そうであるが、そうであったが、そうなのであるが、
その正論とルールを守ることだけが、選択される生き方なのだろうか。
役にたたなければ、人は生きられないのか。
人から必要とされていなければ、人は生きられないのか。
居ても居なくてもいい人は、そこには居てはいけないのだろうか。
私は、そうは思わない。
私やそう思われているその人たちこそ、生きて行っていいのではないだろうか。
何故ならば、その人たちこそ人々にほっとした安心感を感じさせてくれるからだ。
ああ、あの人が生きている。
そのことだけで誰かを安心させられるような愚かな人に、
やっぱり誰かがなるともっとみんなは生き易い世の中になるのでないだろうかねぇ。
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