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from: クマさんさん
2013/05/29 08:48:13
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花の言葉を
花壇を作ってから三週間たった。
私が花を育てる人になるとは・・・。
人生はどんな出会いが待っているかは、予想がつかない。
ガーデイニングとは名ばかりで、ただ植えて、ただ水をやり、ただ世話をする。
そんな花やハーブや山野草の様子を見ていだけで、
何だか心が落ち着くようになった。
日中は庭に面した玄関の軒下に椅子を出して、本を読んでいることが多くなった。
訪ねて来てくれるのは、近くに住む80歳の叔母だけだ。
トマトやきゅうり、ワラビ等を置いていってくれる。
ありがたいものだと思っている。
心配なのだ。私のことが。
母が生きていてくれたら、きっと叔母以上に心配だったに違いない。
できの悪い息子をもつと、それはそれで心配の種は尽きないものだ。
さて、その山野草やハーブたちのことなのだが、
ここに来て4~5本が枯れ始めて元気がないのだ。
葉っぱが枯れて、細い茎がからからになってしまったものや、
葉っぱが黄緑になり、ぐったりとしてしまったものや、
花をつけたままパリパリになっているものもあった。
その原因は、分からない。
可哀想なことわしてしまったと、何だか気になって仕方ない。
しかし、やっぱり枯れてしまうものはあるのだ。
養生と言う言葉がある。
日々、私は養生する気持ちで花たちを見てきたつもりだ。
小さな変化に敏感になり、その変化に素早く対応する。
特に弱ったものに対しては、他のものよりも心配りを怠らない。
ただ、言葉をもたないために、こちらが察することが求められる。
それでも、枯れていってしまうものは、枯れていく。
その原因は確かにあるのだろうが、私には分からないのだ。
聴こえない言葉を察する。
それは、人間関係でも必要な態度だと、最近は思っている。
存在するものには、言葉が在るのだ。
それは、目に見えず、耳に聴こえないものでも同じだ。
花にも想いがあると感じている。
その言葉を聴きとり、理解して、手助けをできる人になりたいものだと思っている。
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