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親父たちよ

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  • from: クマさんさん

    2013/08/08 12:33:15

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    雀が三羽

    さて、何の役にも立たず、本当に居ても居なくてもいい存在となってしまってから、
    やっぱりそれなりに焦りを感じ、悩みを感じている。

    そんな中で、午前中はよく玄関の軒下にキャンプ用の椅子を出し、
    庭を見ている。
    こんなに狭くて小さな世界でもそれなりに自然は生きていた。
    学ぶというのではないが、
    そんな自然な姿から、教えられることが多くあった。

    ある時から三羽の雀が庭に来るようになった。
    晴れたり曇ったりするときは、大体決まった時刻なのだ。
    彼らの通り道にこの庭が設定されているようなのだ。
    ああ見えてもなかなか規則正しい生活をしているものだと感心している。

    お目当ては、葉っぱについている芋虫のたぐいだった。
    チュンチュンと鳴きながら、葉の中に潜っていく。
    その姿が可愛いのだ。
    両足を揃えてぴょんぴょんと小さく飛んで移動する。

    また、家族のように仲が良く、一羽が飛び゜立つと、
    その後を他の二羽もそれを追うように飛び立っていく。
    雀は飛び立つ時に鳴くのだった。
    また、それなりにお互いの意志を伝えるために会話をしていた。
    その声の調子に、何か意味があるようだ。

    私は、いつしかその雀たちがやってくることを楽しみにしていた。
    友達とは、いいものなのだ。
    ある日、その雀たちがほんの私の足元にまでやってきた。
    無邪気にぴょんぴょん飛びながらだ。
    私は、自分を消そうと思った。
    無になれば、雀は私の気を感じなくなると思ったからだ。

    確かに、そうなった。
    あの雀たちには、私の発する気が感じられるのだ。
    居ても居なくてもいい私にも、存在を表す気が出ているとは・・・・。
    改めて、雀のおかげで私という存在を知ることができたようだった。

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