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from: クマさんさん
2014/02/20 05:58:22
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正義について
浅田まおさん、ショートプログラム16位。
トップのキム・ヨナさんと20点近くの差が付いた。
試合後のインタビューでは、全く覚えておらず、
信じられないという表情だった。
こんなことがあるものだ。
引退を懸けてのぞくんだオリンピックでは、金メダルは確実だった。
たった2分何十秒かで、決まってしまう人生もある。
フリーでの演技に期待している。応援しているよ。日本中の人たちが。
さて、正義とは何かと、泳ぎながら考えた。
私は、よくこの正義によって批判され、責められて、孤立してしまう。
それはどうしてなのか分からないが、相手はいつも正かった。
だから、絶対だった。そして、ぶれなかった。そして、変わらなかった。
正義とは、時にはそんな一方的な偏った姿を見せる。
また、正義には見方が多かった。
少数の正義ではなく、やはり多数の正義だった。
みんながそうしている。それが常識だ。あなたのしていることはおかしいことだ。
その正義は、そうして絶対に自分たちの正当性を主張する。
もし、その正義に反論したらどうだろうか。
私は、正義に対する反対者として否定される。
時には、多くの人の怒りに晒され、いじめの対象となってしまう。
ああ、こうやってストーレーシープは集団の中で作られていくのか。
それは、とても恐ろしいことだが、正義は絶対にぶれることはない。
私が参ったと言わない限り、攻撃はだんだんエスカレートする。
それは、自分たちが正義だという信念からだった。
その正義の集団は、しばらくすると周りから異常な集団と化していく。
それは、目的がその対象を叩き潰し、
やっつけることにいつの間にかすり変わるからだ。
どうしてこの正義である私たちの言うことを聞けないのだ。
だから、もっとエスカレートしてやってしまわなければ、
私たちの正義は何のための正義だか分からなくなってしまう。
やり始めたら、相手が死ぬまでとにかくやらねば、
自分たちの存在価値がおかしくなってしまう。
まさに、いじめのためのカルト集団となっていく。
いじめは、社会全体に蔓延している。
それは、人とはそういうものだからである。
集団の中で孤立する者や、独自な者や、個性的な者がその対象となる。
理解できない存在は、居ては困るのだ。
また、自分たちのヒステリックな不満をぶつける対象も必要とするようだ。
そんな時に正義は、少数を狙い撃ちする。
みんなから迷った羊を狼のように集団で追い掛け回す。
時代によっては、正義とは、このように恐ろしいものとなる。
「ハンナ・アーレント」シネ・ウインドで上映中の映画だ。
彼女は、ホロコーストを行ったアイヒマンの裁判の傍聴記事を書いた哲学者だ。
あの時代、ドイツではナチが正義だつた。
アイヒマンはただその上官の命令を聞いただけの、
凡庸なる人物に過ぎないと、彼女は発表した。
そして、彼女はユダヤ人社会から、過激で猛烈な迫害を受け、公職を追われた。
ひとりの戦いだった。勇気とは彼女の生き方だ。
正義と闘うために、孤立を選ぶこともある。
ただ、だからと言って、弱気になり、その時代の正義に巻き込まれないことこそが、
真の意味での正義ではないのかと、彼女はその孤独なる生き様で語ってくれている。-
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