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from: クマさんさん
2014/05/29 05:49:30
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発揮する
いつもなら、何かに向かって突進している頃だった。
2年前に演劇に燃えていた頃は、
劇のための稽古に週3回は稽古場に向かった。
よくやっていたなぁと、今では思う。
今は、その自分を燃やす対象がないのだった。
東区ボーイズという、男声合唱団に入団した。
木曜日の夜は、はなみずきのコミュニティーで歌を歌っている。
メンバーは、大先輩ばかりだった。
今は、8日の文化祭の発表会のために練習を積んでいる。
隣りの人の歌を聴きながら音をとって歌っている。
楽譜が読めるわけでもなく、絶対音感があるわけでもなく、
歌はいつでもこうだったが、
それでもこの声は、私の取り柄の一つだった。
1オクターブ半の音が出せる。
バリトンで響きのある歌声だ。
声がでかいから、練習には大助かりの声でもあった。
歌は自分でも好きだから、いくら歌っても疲れは感じない。
人にはやっぱり何か取り柄があるもので、
その得意にものと出会えたことに、私は感謝している。
そして、歌の魅力とは、自分をさらけだし、表現することの魅力だと感じている。
自分自身を発揮する。
その表現された自分の中に、本当の自分が存在しているようなのだ。
合唱で、本当の自分探しをする。
表現することによって、その本当の自分の存在を確かめられるようである。
考えた中に自分はいない。
表現され、発揮された中にこそ、本当の自分は存在する。
だから、きっと思い切り歌うことが好きなのだと思っている。
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