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親父たちよ

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  • from: クマさんさん

    2014/07/05 14:39:55

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    男2人でよくやるは

    大学1年生の次男は、実に実に自由に青春を謳歌している。
    父としては、羨ましくなる生活だ。
    時々、家には帰って来なかった。
    自動車で学校へ行っているため、そのまま行方不明となってしまう。
    そんなものだとは思っているので、あまりやかましくは言わない。
    今更、門限や外泊禁止も必要ない気がするからだ。

    部活のために、帰ってくるのが9時を過ぎることもある。
    夕食を作って待つ主夫としては、なかなか決まりがつかないで困りものだ。
    夕食を用意しても、帰ってこないことがあったり、
    外で食べてくることもあったりする。
    作って待っている人の気持ちはいつ分かるのだろうか。

    何かと金が必要なようで、時々はゆとりがあると小遣いをやる。
    それもすぐに使ってしまうから、いつも彼は貧しい生活を余儀なくしている。
    貧しいのは私も同じだ。
    生活費というものがこんなにもかかるものなのかと、
    日々の買い物をすると驚いてしまう。
    スーパーで食材と酒を買うと五千円なんかすぐだった。
    その度に、銀行のキャッシュカードのお世話になっている。

    こうして男二人の生活が7週間となってしまった。
    過ぎてみたらあっという間のことだったが、
    昨日も洗濯を2回して、今朝それをベランダに干した。
    彼は、ただ脱いだ服を散らかすだけで、手伝いを何もしなかった。
    それでも、こんな親父と黙って一緒に暮らしてくれるだけでもいい子なのだと思っている。

    そうした日常の生活の中で、私は人としての生き方を見失い、
    何だか日常の流れの中に沈没し、流されて生きるばかりだった。
    親父は、淡々と平凡な主夫の生活を続け、
    次男はとんだ大学生として青春を謳歌している。

    しかし、何事も疑問を持たずに、淡々として日々を過ごせることも、
    また幸せなことではないかとも思っている。

    本当に欲がなくなったものだ。
    この先、そんなに長くないのではないかと、想うこともある。

    今帰ってきたばかりの次男は、またシャワーを浴びて出かけて行った。

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