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from: クマさんさん
2015/09/13 14:48:06
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手を入れる。再生のために。
本日、珍しく自宅での休養をしたいる。
本当は無理せずに休むことに専念すべき体なのに、
どういうわけか、次々と隙間にスケジュールを入れてしまう。
じっとしていられないというよりか、
何だか黙って独りで居られない落ち着きのない男と言うべきなのだろう。
昨日は、朝飯前にやっぱり庭の樹木の剪定をした。
切り出すと止まらない。
素人庭師なんだが、枝の方が切る枝を教えてくれる。
一本の樹木も、この枝だなぁ。あの枝もかなぁと切っていくうちに。
すっかりおとなしく、さっぱりした樹になってしまう。
ほっておくとこんなにも鬱蒼たる姿となるが、
こうして鋏を入れることで、さっぱりとした姿に戻る。
手を入れるべき時に手をいれられないと、
やっぱり取り返しのつかない状況になるようだ。
それは私の腹の周りの脂肪たちにも言えることだった。
朝飯前にしてはハードな仕事に、最後は目眩さえ感じたものだった。
次に、外壁の塗装をさせてくれってと、工務店がやって来た。
新素材の下塗りと塗料で、何と20年ももつしろものだそうだ。
「へー、大したものだ」と感心をしていたら、
値段もやっぱり大したものだった。
しかし、この地域にモデル的な場所を会社が求めているからと、
「勉強するから、ぜひわが社に」ということで、
今日の夕方、見積もりをもってまた来訪予定だ。
この外壁も改めて見たら、すごい状況になっていた。
変色・シミ・壁落ち等、いつの間にこんなになってしまったのだという状況だ。
それはそうだろう、建ててからむ25年間、一回も塗装していないのだから。
これもやっぱり手を入れるべき時に入れなかったことのつけのような気がする。
建坪60坪で200万前後が相場のようだ。
安かろう悪かろうではどうしょうもないから、
信頼できる会社を選び、妥当な金額で手を打たねばならなかった。
またまた借金である。
生きるということは、金がかかることなんだ。
私は、まだ父をこの1月に亡くしてから、
じっくりとこれまでの生きてきた道を振り返ってはいないような気がする。
母の死から三年。
私は、私をほうりだしたまま、手入れをしてこなかったようだ。
鬱蒼たる私である。
ぼろぼろの外壁のような私である。
ただし、こうして手を入れ、塗装工事の話を聴いて思ったことは、
やっぱり人も諦めずに、再生への道を歩むべきなのだということだった。
私にとってのこの人生の再生とは何か。
その答えを、今は探しつつ、独りサイの角のように歩いている。-
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