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from: クマドンさん
2015/09/15 04:38:22
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ただ事実として受け入れる
さてさて、昨日は参ってしまった。
自転車で久々に職場に向かった。
片道11キロの道程だ。
木戸辺りでは7号線の国道を、車にひやひやしながらの自転車だった。
体重が増え、筋力が落ち、体力も一か月前とは大違い。
そんな弱さを感じながら、ゆっくりと走った。
しかし、職場に着いてから、サングラスから眼鏡に替えようとして驚いた。
「ない。眼鏡ケースが・・・・」
後ろのかごに入れていたリュックの中から、
見事にいつの間にか落下していたのだった。
携帯や財布でなくてよかったが、
昨日はまるまる一日、眼鏡なしでの生活だった。
すべてのものがぼんやりとしていた。
パソコンの文字も読めないので、仕事もできなかった。
それでも、そのぼんやりとした景色の中で生きていた。
それはそれでまたよしでもあった。
帰りは、来た道を丹念に辿って捜索の旅になった。
久しぶりの自転車なのに、必ずと言ってよいほど何かが起きる。
それが私なのだと、半ば諦めている。
だから、感情的に怒ることもなかった。
「そんなものだよ。私と言う人は」
淡々と逆走しながら、どこにも落ちていないことを悟った。
交番に行った。
取り込み中なのでと言われ、
それでは東区警察署の電話番号をと、教えてもらった。
遺失物届けなるものを電話でお願いした。
その東区の区役所前を通過した時、私の体に突如異変が起こった。
「目眩、虚脱感、倦怠感、無力感・・・・」
これは、何年か前に経験した「低血糖」の状態だった。
私は、ふらふらどころか、自転車に乗っているのも苦しくなり、
コンビニの駐車場に止めて、ドーナッツを買って食べることにした。
糖分を入れないと、意識障害にもなりかねないだ。
それから15分くらい、駐車場の片隅で座ったまま、うなだれていた。
糖分が血中にしみ出すのをじっと耐えて待っていた。
恐ろしいことだが、体の中で何かの変化が起きているだった。
それも、黙って受け入れることにしている。
眼鏡は発見されなかった。
突然の低血糖に見舞われた。
それは全く予期せぬアクシデントだった。
でも、それもまた私と言う人の人生のうちなのだ。
「何で、どうして」と、前ならば問うて、自分に腹を立てて、苦しめたものだ。
しかし、今は違う。
事実を、ただ事実して受け止め。
その事実を客観的に理解して、ただ具体的に対処するだけなのだ。
眼鏡を落下させたのは、私の不注意だ。
低血糖は、熱さと疲労のせいだ。
それだけで、それ以上でも、それ以外でもない。
「感情をもちこまない」これは、とても大事な物事のとらえ方だと、
今は学んでいる。
今、昔のポンコツ眼鏡でこのメッセージを打っている。
不具合や、不自由さはあるけれど、
これもこれで受け入れて、諦めての今朝である。
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