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from: クマドンさん
2015/11/03 22:38:22
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残された人生を、歌い続ける
東区ボーイズ。トークボーイズは、男声合唱団だ。
平均年齢は、70歳に近いのだろか。
17名のロマンスグレーの男たちが、
真剣に、そして本気で歌に向かっている。
合唱を始めてやっているという人たちばかりだ。
それはそうだろう。
このメンバーを見たら、昔ながらの職人気質。
仕事を命と家庭を顧みず、バリバリと生きて来た大先輩たちばかりだ。
男という者は、なかなか自分を語らない者だった。
私は、新参者として参加させてもらっているが、
誰がどんな職業を経て、どんな家族構成で、今はどんな第二の人生なのか、
それは知らずもがななのである。
月二回、木曜日の7時から、はなみずきの公民館に集結する。
声出しのボイストレーニングの後、
発表会に向けた楽曲をみんなで歌う。
これでも男性三部の合唱かなんだ。
これがまた男性の声の艶やかさと逞しさに、
聴く人は痺れてしまうようである。
昔ミッチーミラー合唱団がいた。
知っている人は60代以上だと想う。
「史上最大の作戦マーチ」だ。
そんな歌の響きの合唱団を私たちは目指して歌っている。
今日、木戸芸能祭が東区プラザで開催された。
そこで、私たちの東区ボーイズが合唱を披露した。
歌うことの気持ちよさだ。
混成でも歌うことができたことは何よりもの収穫だった。
歌を歌う。
これも私にとっては生涯の趣味となりそうだ。
生涯続けられるものを、この年代に発見して続けて行こうと思っている。
例えば、合唱であり、ランニングであり、登山であり、スキーであり。
演劇の脚本であり、読書であり、音楽であり、書であり、映画てある。
まだまだやりたいことはあるが、
ここで留め、ここに夢中になることとする。
東区ブラザースの大先輩たちも同じだった。
それぞれが第二の仕事や、趣味や、社会貢献に大忙しで、
実に、実に、充実した余生を送っている人たちばかりだった。
そんな心のゆとりを持てなかったら、
70歳になって合唱を始めようなどとは思わないことだと想う。
それはある意味遊びなんだ。
しかし、真剣に、そして本気で取り組む遊びをもっているか、そうでないかは、
その年代の人生をどう彩るか、全く違ってくるものだ。
願わくば、70歳を過ぎても心も体も健康であり、
自由な気持ちで、ゆとりを持って残された人生を、
自分の好きなことに打ち込めて死ねたら、
それはそれで本望だと、私は想う。
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