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親父たちよ

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  • from: クマドンさん

    2016/05/14 05:40:26

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    Hさん、お前もか。

    ユッカのことで何カ月ぶりにHさんにメールを送った。
    返って来た返事にびっくり仰天だった。
    彼も敗血症で危険な状態で、生死を彷徨っていたとのことだった。
    それも、やはり医療過誤。
    医師たちはどうなってしまったのかね。

    この水曜日に退院し、やっと昨日職場に復帰したそうだ。
    まさに、私のあの日のように、
    「Hさん、お前もか・・・・。」だった。

    「祈るしかありませんね」と、病院のベッドに寝かされたまま、
    天井を見つめて彼は想っていたそうだ。
    私もそうだった。
    本当にいろいろと考えさせられた。
    痛みと孤独のそのどん底から、天井を眺め、天上に祈っていた。

    「これから、どうなるのでしょう・・・・。」
    ただ、自分のこれからを、何か大きなものに委ねることしかできなかった。
    私は、神様に祈った。
    というよりか、語っていたという方がその時の心境を表しているかもだ。
    神様に語る。
    それは、時には「問い」となって、深い沈黙の中で答えを求めて待っている。

    ただ、こんな悲惨な状況も、私の運命ととらえると、
    そこには大いなる意味があることもよく分かった。
    人は、自分に起きる全てのことはその人にとって大いなる意味であることを、
    あっちに行ったことのある人は、自然と悟るようである。
    その「問い」には、必然としての答えは存在している。
    ただし、その人がその答えを探す旅に出るかどうかだ。

    元のままの私に戻ったら、いつの間にかその「問い」がその人から消えてしまう。
    またこっち側の生き方でただただ追われるようにして日々を生きるだけだから。
    しかし、一度ドロップアウトしてしまうと、
    そこからの人生の見方は、一変してしまう。
    本当は、人とは、そのもって生まれ、
    きっと神様が私だけに授けてくれたその「問い」の「答え」を探すために、
    この限りある人生を与えられているのだと、私は思えるようになった。

    つまり、そのことを「これだっ」と分からないうちは、私は死ねないのだ。
    いや、分からないまま死んでしまったら、
    何でこんな世の中に人として生まれて存在しているのか、
    その意味すらないような気さえしている。

    「生きるために食べるか」
    「食べるために生きるか」
    池田晶子さんからの、私への問いだった。
    私は、この身体の突然の震災によって、
    私の深く深くに眠っていて、私自身すら気付かなかったスイッチが入った気がする。
    神様は、そのスイッチをONにするために、
    時にはこんな悲惨などん底である試練を人に与える。

    そこで人が気付くべきことは、嘆きや後悔や恨みや絶望ではなく、
    きっと「生きる」への真摯なる「問い」なのだと、私は思っている。

    Hさんがそうしたように、
    孤独なる私と向かい合ってくれているのは、
    神様であり、仏様だった。
    どんな状況に落とされても、私は絶対に捨てられない。
    その確信があるから、人はそのどん底の闇の中でも「問いかける」。

    「問いかける」とは、そのことを知らないので、
    「知りたい」と切に願う私が在るとすうことであり、
    その問いを聴き、
    その問いに対しての答えを語ってくれる存在が、
    必ずここに居てくださるということの確信でもある。

    「祈るしかありませんね」とは、深い深い気づきの言葉だ。
    本当にそうだった。
    明日なんて誰にも分からない。
    いや、今日すらも誰にも分からない時間を人は生きている。
    私の突然の腹部の激痛と黄疸と敗血症がそうだった。
    何事もなく平穏無事にそのことの起こる寸前までは生活していたのだ。
    そして、あの激痛で、私の人生は激変させられた。

    震災とは、深く深く眠っていた人のスイッチをONにするための試練だった。
    私は、Hさんからのメールを読んで、私が悟ったことの真実を確信した。
    「そうか、やっぱりそうだったんだなぁ」と。

    彼も毎日4時起きだそうだ。
    きっとこの静かに明ける休日の朝の爽やかな空気と小鳥の声を、
    彼は、彼の生きる場所で新鮮に感じ、味わっていることだろう。

    Hさん、お互い年だから、健康第一に生きような。
    そして、この「問い」をいつも「問い続け」、
    何か見つけたら、また教えてくださいね。

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