新規登録がまだの方

下の[新規登録]ボタンを押してコミュニティに登録してください。

登録がお済みの方はこちら

コミュ二ティポイントのご案内

詳しく見る

親父たちよ

親父たちよ>掲示板

公開 メンバー数:62人

チャットに入る

サークル内の発言を検索する

サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。

閉じる

  • from: クマドンさん

    2016/05/15 09:03:22

    icon

    花たちと対話する

    すがすがしい朝だ。
    早朝から庭に出て新聞を読んでいた。
    それから日が高くなってから、花たちに水をやった。
    顔を近づけてよくよく見ると、同じ何百と咲く小さな花たちは、
    一つとして同じ花がないことに気付いた。
    それが自然と言うものだ。
    同じものは絶対に存在しない。
    そのいのちの数だけのオンリーワンだ。
    そんオンリーワンの1つが、私だ。
    そんな当たり前の気付きを、私は花たちからよく教えられる。

    黙って聴いている。
    いや、花たちもささやいているのではないかと、ふと思う時もある。
    工事用のライトを照らして、夜の花を彩ってみた。
    すると不思議な雰囲気の庭となった。
    舞台の役者たち灯りを当てるような、
    なんとも生々しい異空間がそこにはあった。
    夜、花たちは、目覚めて、動き出し、語りだす。
    私は、酒を飲みながらいつまでついつまでも飽かずにそれを観ていた。

    最近は庭に居ることが多くなった。
    新潟は、今頃の気候が一番花たちや私にとってふさわしい気がする。
    わけあって、昨年の今頃は、この庭は荒れ放題に荒れていた。
    それは、申し訳ないくらいの悲惨な姿だった。
    それは、私の気持ちの繁栄だったかも知れない。
    花たちは、私にとっては内面世界の鏡であるようだ。
    今は、この咲き誇り、喜びの歌を歌って生きている花たちのように、
    私も、ある意味どん底に落ち着いた。

    花の言葉を聴きたいものだと想うことがある。
    花と対話出来たらどんなにか楽しいものだろうと思ったこともある。
    そんな気持ちで花を見つめていたら、ふっと気付いた。
    対話には、言葉はいらないのではないかと。
    葉っぱが言うと書いて、「言葉」と読む。
    花は、きっと私に何かを語っているはずだと。
    私は、その言葉が分かる日がきっと来るはずだと。

    何の根拠もないが、そう想えた自分が嬉しかった。

    • サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0
    • サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0

    icon拍手者リスト

コメント: 全0件