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親父たちよ

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  • from: クマドンさん

    2016/08/14 09:31:27

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    お盆は、家族の再確認

    さてさて、精神的にぐっと落ち込むこともある。
    それは、いつものことでもあった。
    退院してからの一週間。
    このお腹の傷と痛みとで、何もできない日々が続く。
    と言うよりか、何もできないのだから、
    ここにいてできることだけをすればよいのだ。
    そして、できるできないのではなく、
    そのまんまでいることに心静かになることだった。

    ここには、いつも自分の気持ちや感情をあるがままに書いている。
    どうにもならない時には、どうにもならない私だ。
    それはそれでいいのだと、自分に言い聞かせている。
    退院してからの一週間は、病室での日々ときっと何かが違っているのだ。
    その結果かが、この心の波風となって表れている。
    ただ、今は、どうにもならないから、それをそのまま傍観している。
    まきこまれずに、そのまま、ただ傍観していこう。

    さて、昨日はお盆で、墓参りだった。
    馬越のお寺に父と母との墓がある。
    前日、長男と二人で夕方に墓掃除に訪れた。
    葉かを洗いながら改めて気付いた。
    父と母は、もうとっくに亡くなっているのたと。

    妻の実家にも家族四人で出かけた。
    五泉の親戚にご挨拶に行った後で、安田の義父の墓参りだった。
    長男がまだ高校生だったろうか。
    毎年、この墓を訪れる度に、長男も次男も大人になっている。

    墓参りでもなかったら、家族四人での行動はないだろう。
    一緒にこうして暮らしながらも、語り合うことも少ない家族だ。
    父親としての私は、疎ましい存在であるのかもしれない。
    ああだ、こうだと、私が言うことが多いからだろう。
    亡くなった父のように、一切家のことを構わず、
    競馬に一生を捧げる人生もありだったのかも知れない。

    私は、父親としての自分の生き方に、不安を持っている。
    ああ、父親としては失格だったなぁと、想うことが多いからだ。
    では、どういう父親だったら合格なのか、私にはそのモデルはなかった。
    だから、今は、長男と次男とを、大人として見ながら、距離を置いている。
    それは、傍から見たらほったらかし、であるかも知れない。
    長男は就職に苦悩している。次男は遊びにバイトに勉学にまっすぐだ。
    言いたいことがあっても、どう言っていいのか分からない。
    だから、ただじっと見守っているだけ。

    お盆と言う行事は、ありがたいものだった。
    帰って来るのは亡くなった父と母の魂であるかもしれないが、
    こうして妻の実家では、二家族で和気あいあいと語りながらの夕食だった。
    家族を想う。
    ただこうして一緒に暮らせるだけでも、幸せなことではないだろうか。
    みんなそれぞれに抱えているものがある。
    それを抱え、悩み、うろうろとしながらも、
    こうして家族が傍に居てくれることは、ありがたいものだとつくづく感じた。

    私は、1カ月の入院生活だった。
    それでも、安心して居られたのは、家族が居てくれたおかげさまだった。
    誰かが倒れる。誰かが苦しむ。誰かが困っている。
    そうすると、自分自身も倒れ、苦しみ、困ってしまう。
    不思議なんだが、そんな一心一体がここにある。
    今は、長男のことが心配で、心から離れることがない。

    家族だからの一体感だ。
    お盆は、そうした一体感の再確認ができる日だ。
    それは、父も母も同じだった。
    今でも私たち家族のことを心配し、じっと傍に居てくれるのは、
    やっぱり父と母なのかもしれない。

    そう想うと、心配し続けることが、親の働きなのだと想った。
    それならば、父親失格の私にでもできることだった。
    彼は、彼の人生を自分の足で生き抜かねばならなかった。
    親してできることは、よき出会いをと祈りながら、心配することだけなんだ。

    これならば、こんな何もない日々でもできることだった。
    おい、おい、自分のことだけを考えている生活はもういいかいだな。
    余生は全て誰かの為に。
    そうすれば、少しは気持ちが楽になるさ。

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